ラン&筋トレ

ミズノ ウエーブライダー。クッション性と耐久性を求めて買ってみた

懐事情の寂しい私にとって、普段走りで半年も持たないシューズはちょっと辛い。
せめて800~900㎞くらいは走れ、かつ、膝やすじが痛まない程度のクッション性があり、そして、出来るだけ軽いシューズということで、ミズノの売れ筋であるウエーブライダー(WAVE RAIDER)に興味を持った。

このシリーズ、いまや23代目が登場。ここまで継承できるのはきっと信頼の証しだろう、なんてことを考えながらネットを回遊していると、型落ちですがウエーブライダー21を見つけので早速購入してみました。

シューズ遍歴

たいした遍歴ではないですがザッと振り返ると、

ランニング開始時は、

【ニューバランス(型番不明)】

近所の量販店の特売で購入。ほどなくして足底筋膜炎を発症。

【ミズノ シンクロシリーズ】

もう少しまともなシューズとしてすすめられる。1,400㎞を走り、当然ながら膝や足首、足裏までが痛みだし引退。(買い替えの際、「部活シューズランク」と驚きの事実を店員さんから教えられる)

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【アシックス GT2000】

下肢の痛みを訴えると店員さんから強く推奨される。足を通すと履き心地は今までとは全然違う。足の甲から踵までしっかりホールドされ、まるでレーシングカーのバケットシートのようで横ずれしない。そして、つま先からかかとまで足裏全体にクッション性を感じ、着地時の足の痛みは全く出ません。ただし、反発性についてはやや低め。それに相まって片足335㎏(28㎝)の重みが次第に心を折るようになり850㎞を走ったところで引退。

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【ミズノ ウエーブアミュレット】

フルマラソン初出場が決まり、サブ3.5を狙えるシューズとしてチョイス。ソールが薄いので当然ながらクッション性は低め。反発力は多少感じるもののストロークは短め。ところが、履いていることを感じないくらいに軽い。腰下荷重は相当低く足がサッサと送り出せます。
しかし、レースはサブ4が精一杯でした。(苦笑)

しばらく普段のランニングに履いてましたが、ソールの薄さが災いし節々が痛み出したので一旦お蔵入り。

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【ナイキ オデッセイリアクト】

今までの経験から、「軽量」「高クッション性」「高反発性」の3要素が必要不可欠と感じ、それらを満たせると思い購入しました。

走ってみると、今まで感じた事のない異次元の世界に驚愕。
着地の衝撃をスッと吸収したかと思うと直後にしっかりと反発力を感じ、足が勝手に前へ前へと送り出される感覚です。しかも、軽いのでペースが落ちません。

ところが問題は耐久性。走行300㎞を超えたあたりから、10㎞以上走った翌日はフォームの潰れが回復しないのかクッション性がやや衰える。500㎞耐久をナイキは謳ってますが、体重70㎏の私の場合、もう少し落ちるのでしょうね。結局、600㎞を超えたところで節々に痛みを感じ始め引退となりました。

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【ナイキ ズームフライニット】

「軽量」「高クッション性」「高反発性」のミッドソールにカーボンプレートが入り、更なる反発力増化に強烈に魅かれ、然るべきレース参加用として購入しました。

走ってみるとカーボンプレートの効果は抜群。オッデセイリアクトとピッチは同じでもストライドが自然と広がる感じです。無意識のうちにスピードアップをするので心肺機能が追いつかないくらい素晴らしいシューズです!ただし、耐久性に難がありそうなので、これはレース専用ですね。

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そんなわけでナイキがマイベストなのですが、月間100㎞強走り半年も持たないとなると、極めて不経済。なので、耐久性に期待を込め購入に至ったのです。

ミズノ ウエーブライダー21

カラーは、ソール含め全て同色のブルー。

恒例の重量測定。

28㎝で片足312g。
メーカーさんによると27㎝で290gだそうで、1㎝大きくなると22gも変わるのですね。

ちなみに、歴代シューズの重量を軽い順に並べると、

ミズノ ウエーブアミュレット227g
ナイキ オデッセイリアクト251g
ナイキ ズームフライニット263g
ミズノ ウエーブライダー21312g
アシックス GT2000 NY5335g

 

で、このウエーブライダー、300gを超えるわけですが、重いという感じはしません。
履き口は、柔らかめでふかふかしており、同じくベロも厚め。優しく包み込まれる感じです。ところが、ひもを締めると煮豚のごとく”きゅっ”と締まりホールド感が増します。

ソールはナイキのフォームと違いやや硬め。今は亡きスーパーカー消しゴムのよう質感です。

走り心地

ソール全体はやや硬いと言えども足裏の動きには違和感なく追随します。

接地の瞬間はやや堅めの感触。ただし、着地した箇所から気持ちよく衝撃を吸収します。

GT2000は、足裏全体が沈み込むようなクッション性で低反発だったので重さを感じたが、ライダーは足裏前方は多少のクッション性はあるものの比較的堅めで沈み込みは感じず、スムーズにけり込み動作に繋がります。

そして、反発力はストロークが短いもののしっかり反発してくれる。
ところが、これがくせ者で短い反発が終了したら、自力で足を運ぶ必要がある。例えていえば、中途半端に弾むボールみたいなもの。ナイキのリアクトフォームで、楽をしてたのでそれに慣れた私は、しばらく脹脛に筋肉痛が出るようになってしまった。

と言いつつも、いかなるシーンでも安定感抜群で重さも気にならずかなり走り易いです。

耐久性は?

すでに250㎞程度走ったが、ソールのすり減りは殆ど無い。もちろんクッション性が衰えたということもない。まだまだ分からないが、ナイキでの同距離時は、卸し金ですった様な減りも見受けられたのでそれに比べるとかなりの安心感です。

まとめ

23代も続いている商品だけあってさすがの実力です。反発するストロークが短いとは言いましたが、それ以外は癖が無く安定感もあり走り易い。堅めのソールのおかげか、減りも少なく耐久性がありそう。とてもバランスのいいシューズです。
大阪マラソン着用率No1を謳ってますが、伊達じゃないですね。

 

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