1,000㎞超走り、いまさらながらズームペガサス36の話で恐縮ですが、今まで履いたナイキの中で一番耐久性が良かったので事後報告させていただきます。
私の場合、軽さ&クッション性重視で、ズームフライやオデッセイリアクトが相性抜群でしたが、いかんせん耐久力が低く、月間100キロ以上走ると半年も持たないのがネックでした。ところが、このナイキエア ズームペガサスは耐久性含め大満足。36は少し前のモデルですが、恐らく新モデルも耐久性については維持されていると思います。
ちなみに、私の体重は70㎏でシューズのサイズは28㎝となります。
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シューズの選択
前シューズは、ミズノのウエーブライダー21。900㎞を走破したところで右足に腓骨筋腱炎を発症。
どうやら、シューズのへたりと共に体の各部への変調が顕著な体質のようです。
この腓骨筋腱炎というのは、最初は捻ったくらいの感じでしたが、なかなかしつこく、良くなったと思いきや走ると痛み出し、その繰り返しで3か月はまともに走れず、快方してもサポーター装着とアイシングがしばらく続いたので皆さんも気を付けてください。
で、ウエーブライダーですが、900㎞の耐久性は誇れるものの28cmで片足312g、また、履き口の厚さのもっさり感も手伝い重みが気になるのとクッション性はあるもののやや硬めで相性がそれほど良くなくストレスがありました。
今まで、何社かメーカーを渡り歩きましたが、相性が良いのはやはりナイキ製。今回、軽量かつクッション性はもちろんですが、普段ラン用に耐久性にも着目しズームペガサスをセレクトしました。
ちなみに、体重は70㎏でシューズのサイズは28㎝となります。
ナイキ エア ズームペガサス
ナイキが打ち出すズームペガサスの特長は、
- 丈夫で長持ち
- アッパーは耐久性と優れた通気性を発揮する最新テクノロジーのFlymesh素材
- 空気力学を応用した精巧な形状
- 軽量化しランのスピードを上げる
- 優れたトラクションを得るためラバーのポッドを計算して配置
- ヒールからつま先まで伸びたAirバッグは、衝撃吸収と走っても走っても変わらない反発力を提供
結論を先に言うと、「スピードを上げる」というの以外は全て仰る通りでした。スピードは実力不足ですね。
重量ですが、片足262g。(28㎝)
毎度のことですが、歴代使用シューズを軽い順に並べると、
ミズノ ウエーブアミュレット | 227g |
ナイキ オデッセイリアクト | 251g |
ナイキ エア ズームペガサス36 | 262g |
ナイキ ズームフライニット | 263g |
ミズノ ウエーブライダー21 | 312g |
アシックス GT2000 NY5 | 335g |
と、第3位。1位のウエーブアミュレットは、ソールが薄めなので厚底でいうと実質2位ですね。カーボン入りのズームフライニットと1gしか変わりません。
走り心地
ソールは、こんな感じでラバーのポットがポチポチ配置されています。
足を着くとニチャとしグリップ力を感じます。かといってよれは感じません。
履き口の薄さもあり見た目でも軽さを感じますが、走り出しすぐに軽さを体現できます。足運びにストレスを感じません。
また、ソールは柔らかすぎず硬すぎずでクッション性、反発性をしっかり感じ、バランスがとても良いです。ズームフライと1gしか違わないですが、かなり軽く感じます。
ピッチこそカーボン入りには負けますが、ソールの食い付きも良く、反発も程よく何かに特筆しているわけではないのですがトータルバランスに長けたシューズという印象です。
実際の耐久性は?
650㎞走った時点でへたりは全く感じません。当然ながら最初に感じたグリップ力は無くなりましたが、ひざや足首、足裏に痛みを感じることはありません。
800㎞あたりから、さすがに濡れた路面の上り坂では空回りが否めませんが、ウエットな平坦路面は問題無しです。
そして、980㎞を過ぎたあたりでしょうか、反発やクッション性のへたりを体感することは無かったのですが、ひざ、股関節、足首と順に痛みを感じるようになってしまった。
シューズの状況はこんな感じです。
さすがにミッドソールは、へたった感がありますが、アッパーは綺麗な状態です。
ソールもこんな状態。この辺が潮時ということで引退勧告となりました。
まとめ
今回、軽さを求める中で履き口の厚みやシューズの形という視覚でも感じる軽さに気づきました。これってストレス軽減の大事な要素ですね。
そして、走ってみての軽さはもちろんクッション性や反発性のバランスがとても良いシューズです。そして、これらの欲求を満たしながらの耐久性に関しては素晴らしいものがありました。
月間100㎞以上走る方の普段走りようにはぴったりだと思います。
当然ながら次もズームペガサスにしたかったのですが、心の弱い私は、明るめのカラーでテンションを上げるという習性があり、新シリーズはどういうわけか地味目のカラーリング。
結局、アシックスの厚底シューズGLIDERIDE(グライドライド)に興味を持ち、またしてもメーカー変更をしてしまいました。