オーディオ

BOSE SoundSport wireless headphones ついにたどり着いた納得のイヤフォン

完全ワイヤレスの片耳を落とし、しかたなしに左右一体式のワイヤレスにしたが、音質については無理やり納得させていたという思いが心のどこかにあった。

そんな折、なにげなしにメルカリを眺めているとBOSE SoundSport wireless headphones(ボーズサウンドスポーツワイヤレスヘッドフォン)が安価で出ていた。

実は、BOSEのイヤフォンは量販店で何度か視聴したことがあるが、音がこもった感じであまり良い印象が無かった。しかし、今回の値段なら失敗してもという思いでゲットしてみた。

ところが、このイヤフォン、今までの自分のイメージを完全に覆された。

私にとってはベストマッチで、しばらく続いたイヤフォン探しの迷走に終止符を打てそうな逸品であった。

今回は、なぜ、量販店での試聴の印象が悪かったか含め、このイヤフォンの魅力を余すことなくお伝えします。

重低音重視で生音に近い音探し

自分のイヤフォン探しの最大のテーマです。

最初に好みにマッチしたのが、オーディオテクニカATH-CKS5TWだが、片耳を落とし敢え無く終了。

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ところが、冒頭にも書いたが、どこかに納得できない思いがくすぶっていた。

そこで手にしたのが、BOSE SoundSport wireless headphones。

今までの2つは、イヤーピースを耳穴にグッと押し込み完全密着させ低音の振動というか圧力を鼓膜にダイレクトにぶつけるタイプだったが、これはどちらかというと、そっと耳穴に差すタイプだ。そのため、音漏れや外の音が入り易いというデメリットもある。

BOSE SoundSport wireless headphones

フォルムは、「BOSE」の主張がこそばゆいが、そこそこの高級感がある。充電は右耳のイヤフォンにUSB充電ケーブルを差す。コントローラーは右耳側にぶら下がる。

気になる音質は?

iPhoneのイコライザ機能は「Flat」もしくは「Off」にせよとあるが、確かにそれ以外を選択すると、ろくでもない音になってしまう。どうやら、イヤフォン自体が音量によって最適化するイコライジング機能が備わっているようだ。
確かに、聴き始めで低音が昨日より弱い?なんて時がたまにあるが、その後安定するので、一生懸命調整しているようです(笑)

で、低音ですが、正直オーテクのATH-CKS5TWと比較するとそれほどではない。ただし、楽曲の下支えの豊かさはおおいに感じる。鼓膜に直接圧力を伝えるわけではないが欲しい音が自然な感じで主張できている。

そして、中域だが、これも豊かに聴こえてくる。例えば、ドラムだが、スネア、タムとそれぞれ叩く力の強さやドラムヘッドの張り具合が伝わってくるような感覚である。

差し込んでくるギターなども、そのフレーズでの主役が明確で、音に立体感を感じる。すなわち、目をつぶると演者の様子が想像でき曲にグルーヴ感がある。

そして、高音はクリアで伸びやか、差し込み感は全くない。ちなみに、ボーカルも前面に出てくるわけでなくちょうどいい距離感がある。

「Aメロ、Bメロ、サビと音量が違うの?」と感じるくらい、音に立体感があり音場も広い。ここで、ふと思ったのが、私の求めている生々しさというのは、この立体感が生み出しているのではないかということ。音がクリアで低域から広域まで余すことなく再生しても、平板だと生々しさは得られない。

まさに、「音を楽しめる」という部分において、私自身が探し求めていた答えがここにあったといっても過言ではない。

と、感動に打ちひしがれ一気に書いてしまったが、少々気になる部分も何点かある。

音質以外で良いところ

BOSEではイヤーチップ(StayHear+Sportチップ)というらしいが羽とイヤーピースが一体型だ。この辺りは、BOSEのこだわりを感じる。そして、イヤーチップの柔らかさが丁度良い。コード含めなぜか少しベトベト素材なのでフィット感が高い。

そして、左右のイヤフォンを繋ぐコードの長さがちょうどいい。コントローラーの重さも気にならないのはランニングもそこそこいける。

ちょっと気になる部分

ここで、量販店での試聴時の悪印象についてだが、このイヤフォンは密閉型でもノイズキャンセルタイプでもない。なので、ある程度の音漏れは仕方がない。音漏れするという事は、反面、外の音も入ってくるということ。

そうです、量販店は様々なノイズが出ているので、イヤフォンからも様々な音が入ってきて、イヤフォンからの音が負けてしまうのです。確かに、電車などで聴いていると、まわりのノイズによっては音を一つ上げたくなる。

それと、やはりイヤフォン部分が大きい。この音を出すにはそれはそれで納得できるが、チップは付いているものの耳の穴の一部は、イヤフォンを支えるため、てこの原理のようになっている。長時間の装着だとそこが痛むのだ。これ、ランニング中だと痛み出すタイミングが早まる。

あと、電源ボタンの節度感の安っぽさ、電源カバーの心細さ。この辺りは最初に痛んでくるかなと想像できる。

再生可能時間も6時間とやや短いが、ここは、音質で納得できる範疇です。

まとめ

音質中心の話しになってしまいましたが、現段階では、私にとってベストマッチのイヤフォンです。特に静かな所で聴くと、完全に音に浸れ、「音を楽しむ」ことが可能です。これで、急速に過熱したイヤフォン探しに、一旦、終止符を打てそうです。

SoundSport wireless headphonesも発売してから数年が経過しているので、モデルチェンジにおおいに期待したいと思っています。

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長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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