サーフィン

効率的なパドリングと楽なランニングの腕振りの共通点

ランニングクリニックで肩甲骨を柔らかくし効率的な腕振りをすることを学び、確かに走りやすくなりました。ところが、どういう訳か走るたび早い段階で息が上がってしまいます。

教わったフォームが自分に合ってないのかなど考えだしたとき、サーフィンに行きパドリング中にふっと思いついたのです。
実は、パドリングとランニングの腕振りは共通点があるかもしれないという事を。

学んだランニングフォーム

骨盤を意識し腸腰筋を動かし脚をペダルのように回転させる。
それに加え、効率的な腕振りをすることで、そのエネルギーが骨盤に伝わり回転をより増幅させる。
そして、重心を前に倒し前傾姿勢をとることで脚力に頼らない効率的な走りができる。

「ちばアクアラインマラソン」公式ランニングクリニックで走り方を学ぶ初めてです。走り方についての講義を聞くのは。本格的に走ってる人にはともかく、適当に走っていた私にとっては目から鱗な話ばかり。せっかくなの...

 

骨盤を意識し前傾姿勢をとるところまでは良かったのですが、肩甲骨を意識し腕を振れば振るほど息が上がるのが早い感じがします。腕の位置は腰よりやや上です。この辛さは1回目のみならず2回目も感じたので気のせいでないと確信しました。

そこで、本屋さんに行って雑学を仕入にいくと、「人それぞれ骨盤の傾きが違うからなんちゃらかんちゃら」や「基本のフォームはなんちゃら」など色んな本があります。
結局、余計な情報はいれずにその日は帰宅。
そんな折、サーフィンに行きパドリング中にふと気が付いたのです。

年々落ち行くパドル筋

月に数回しか海に行けないのと、老化による体力の低下で年々パドル力が弱くなり、ハードなコンディションだと沖に行くだけでパドル筋を使い切ってしまい、テイクオフもままならない時期がありました。
これでは、いけないと取り組みだしたのがパドリング方法の改良です。
おもに、アウトに出たり、波を追う時など海の上を移動する際のパドリング方法です。

肩甲骨を意識し腕をたたむ

「かっこいいなあ」って思うパドルフォームの人っていますよね。一見してうまそうな。
そういう人ってやはり波乗り自体もうまいですよね。
しかし、自分もかっこつけて真似してみると腕が結構しんどくなります。
当然です。毎日のように海に入ってるうまい人と比べるとパドル筋だって雲泥の差がありますので。

なので、自分の場合はちょっとカッコは良くないですが、肩甲骨を意識し腕をコンパクトにたたんだフォームでパドルをしてます。これ結構、効率的であまり疲れないんです。

やり方は簡単。

肩甲骨を寄せて上下運動を意識します。力を入れることはあまり考えないでください。あくまでも柔らかく肩甲骨を動かすというイメージです。

腕は軽く折りたたんで、ボードの下に入れ、矢印の部分だけかきます。

水中ではこれくらいたたんで構いません。

これだと腕回り含めあちこち筋肉を動かす必要がなくとても効率的なのです。しばらくパドルをしていると疲労感は腕には感じず、肩甲骨回りが痛くなってくると思います。それが正しい動きです。
日頃、肩甲骨回りの柔軟と筋トレを軽くしておけば、もっと耐久力が上がるはずです。

腕を折りたたんでランニングをしてみたら

ランニングの腕振りも同じかも?
そこで腕をたたんで走ってみました。これくらいたたみます。

するとどうでしょう。嘘っぽいですが目茶苦茶楽なのです。
たしかに腕をたたむ力は必要なのでそこには疲労感を感じますが数キロごとに脱力させれば回復します。

コツは腕をたたみ、肩甲骨を意識して寄せるだけです。

 

意外なところで共通点を発見しました。
ちょっとカッコ悪いフォームかもしれないですが、楽に走れることに越したことはないので、このスタイルで固めてみようと思ってます。

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