あまりにも荷物が載らない我が家の車に少々困り、ここ最近、ヴォクシーやセレナなどミドルクラスミニバンに興味を持ち始めました。
各メーカー、ハイブリッドをラインナップしてますが、ようやくホンダのステップワゴンにもハイブリッド車が登場。
しかし、以前も記事にしたのですが、新車で購入した場合、ハイブリッドカーは実燃費や新車価格を考えるとガソリン車に比べそれほどお得でもないと感じています。
そこで、今回は年間1万キロ程度走ることを想定し、ハイブリッドとガソリン車のコスパをお財布事情(乗り味などの性能は別にして)だけ考え比較してみました。
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ステップワゴンハイブリッド
1.5Lのダウンサイジングターボエンジンを搭載し2015年にフルモデルチェンジ。リヤゲートに「わくわくゲート」なる横開きにもできる扉が搭載され、ずいぶん興味をそそられました。
ところが、どうも顔つきが・・・
そんな矢先2017年9月のマイナーチェンジで、スパーダの顔を大幅変更。かなりイケメンになり、同タイミングでハイブリッド車が登場したのです。
あくまでもカタログ上ですが、燃費はクラストップの25.0㎞/L。
トヨタ系ハイブリッド車が23.8㎞/L、1.5Lターボが16.0㎞/Lである。
燃費だけ見るとガソリン車より9km/L優れ「凄ーえっ!」って思いますが、新車価格含め数年後を考えるとほんとに得なのでしょうか?
ハイブリッドとガソリン車それぞれで興味のあるグレードをピックアップし比較してみました。
スパーダ ハイブリッドG VS スパーダ
SPADA HYBRID G・Honda SENSING
ハイブリッドの最上位グレードは「EX」だが、それとの価格差は21万。装備の違いは、サイドカーテンエアバック、シートヒーター、トリプルゾーンコントロールエアコン、調光機能付ルームランプ、パフォーマンスダンパー(トーションバーみたいなもの?)がつき、それにシートデザインがちょっと違うという感じ。
まあ、あってもなくても良さそうなのでグレードはGを選択、色は「プレミアムスパークルブラック・パール」。
こちら、燃費はJC08モードで25km/L。価格は、ナビやリヤモニター、ETCなどオプションをつけて諸費用込みで383万円。もちろん、エコカー減税対象なので取得税や重量税は免除されます。
SPADA・Honda SENSING
こちらも最上位グレードに「スパーダ クールスピリット」がありますが、追加装備はハイブリットのEXとGの違いと同じな感じなので「スパーダ」を選択。
燃費は、16km/L。同じようなオプションをつけて諸費用込みで342万円である。
ハイブリッドとの価格差は、41万円だ。
年間1万km走行し3年乗った場合
上記の燃費は、あくまでもカタログ数値。いろいろ調べると実燃費は、ハイブリッドで18㎞/L、ガソリンで12km/Lくらいですね。
では、早速計算開始。
1万km走るのにリッター18kmだとガソリンが556L必要。一方、ガソリン車は834L必要。
1L=130円と仮定すると、ハイブリッドで年間7.2万円、ガソリン車で10.8万円となる。
という事は、差額が3.6万円。
同じ様に3年で3万km走るとハイブリッドで21.7万円、ガソリンで32.5万円。差額は、10.8万円。
という事は、車両価格の差額41万にはまったく届いていません。
こうしてみると3年で買い替えをする場合、ガソリン車の方が断然お得ですね!
では、5年で5万㎞の場合は
同じように計算すると、ハイブリッドで36万、ガソリンで54万、その差18万。
あれれ、5年乗ってもぜんぜん元が取れませんね。
まとめ
どうやら、年間1万km程度の走行だとハイブリッドはコスパが悪いですね。
しかも、ガソリン車はそこそこ値引きもありそうですが、ハイブリッドは殆ど値引きが無いようなので余計に差がつきそうです。
唯一、3年後、5年後に売却をするのであればリセールバリューに期待できるかも?しれませんが。
では、どれくらい乗ればというところですが、10年乗ってもまだ3.6万円回収できません。
ちなみに、年間2万5千km走れば5年で元が取れますが相当なる走行距離施すね。
もちろん、その間にはガソリンの価格変動や車検などいろいろとランニングコストがかかるので一概には言えませんが。
ハイブリッドの場合、重心が下がり安定感があるし、静粛性も高い、そして環境にも配慮しているなんて主張しても、お財布預かっている奥様がたにとってはあまり関心のないことですもんね。