エコカーは中古で買ってこそ価値を感じる。旧型プリウス(ZVW30)を購入

ガソリン1ℓあたり30kmだ40kmだと標榜してるエコカー。

実燃費や新車価格を考えるとほんとにエコなんだろうかと常々思っている。

現行プリウス(ZVW51)で燃費は公表40km前後、カタログ掲載価格で250~330万くらい。一見、燃料代で車両価格を相殺できる気がするが果たしてそうだろうか。車全体の価値を考えると手を出すにはちょっと車両価格が高すぎる気がする


逆に旧型プリウス(ZVW30)は中古市場で100万円前後。だいたいそのくらいであれば十分価値を見いだせると思っている。

というわけで、旧型プリウス(ZVW30)に乗ってます

さんざん前振りをしましたが、現在はこの車です。

しかも赤。

免許を取ってEK3のシビックからR32スカイライン、ハイラックスWキャブハイリフト、日産キャラバン、ダッジグランドキャラバン、ハイエース、ボルボV50の遍歴を経て、今回趣向が変わらざる得ない状況となった

というのも、前車のスウェーデン車、燃費は走って9km前後、雨漏りから始まりサンルーフのモーターユニット故障、ミッション系の不具合と、ついに妻の逆鱗に触れもっと経済的な車にせよとの指令。そこでいろいろ考えたがプリウスに白羽の矢が立ったわけだ。

ということで、中古車探しのGoo-netカーセンサーで車探しを始めた。条件として、色は営業車っぽくない白、そしてよく老人が乗ってるような15インチタイヤは絶対に避けたいところ。ネットでの掲載数は莫大なので検索しまくった。

なにしろこの3代目プリウス、累計販売台数が約160万台。これだけ売れれば中古車でもTOYATAの販売店においても第2の市場が確立されている。なので売却の際はまだまだそこそこの金額がつくようだ。

しかし、そうとは言ってもなかなか条件に見合うもの出てこず、ようやく自宅から60km以上離れたディーラーで見つけ家族でいそいそと出かけたのだが、実車のドアを開けてびっくり。驚くようなたばこ臭で即ノックアウト。

家族で落胆してると、その隣にぽつんと赤プリウスが。そもそも赤という色が選択肢に全く無かったので一旦スルーしたが、振り返ってよく見ると、レザーシート(洗礼されてませんが)で17インチ、LEDヘッドライトまでついている。距離こそ5万強だが程度もかなり良く価格も100万ちょい。色以外は条件を満たしている。

赤にはやや抵抗があるものの営業車風でもないということで、購入決定。

あとで、調べるとGツーリング・レザーパッケージの寒冷地仕様、装備は全部盛りでオプション多数、新車価格で350万くらいするようだ。

前のオーナーが大切に使ってたようで本当に程度が良い。しかし、フル装備で17インチ+スペアタイヤ積みなので、重量があり本来のハイブリットの性能をいかんなく発揮できるわけでもなく、実燃費が21㎞程度新車でこの金額、自分なら出さないかなーという感じですね。

約1年半乗っての感想は

この車、基本的に静かだが印象としてはどこかざわざわしている。おそらく、ボディー剛性もさほど高くなく、パーツもあちこち軽量化しているがゆえ、そこかしこから極小ではあるが低音から高温までの様々なノイズが発生してる思われる。

特に高速走行時は、うるさくはなくともそれらのノイズがミックスされ脳を刺激し疲れを呼ぶのだ。一説によると、フロントガラスの硬度が低いのが原因で51プリウスはその辺がしっかり改善されてるようだ。

でも、燃費はさすがだ。鴨川の海まで往復約120km。今までガソリン代が1400円くらいだったのが500円強である。

サーフボードを入れるのにバックシートを倒す必要があったり、荷物はさほど積めなかったり、乗ってても正直ワクワクするような楽しい車ではないですが、100万円くらいで買えれば十分価値を見いだせると思う。

ちなみに、購入したお店は

U-Car成城喜多見西店さんだ。全く宣伝する義理はないのだが、ここの営業のMさんが素晴らしい方である。

押しとフォローのバランスが絶妙で気持ちよく買い物ができる。何より、購入後メンテナンスは地元のトヨタでやることになるので、Mさんとしては一文の得にもならないのに、いまだにフォローのメールやDMが送られてくる。(ちなみにV社は、売却した話をしたとたん、あれほど来ていたDMがプツっと途絶えた)

ということで、今回の購入はそこそこの車、そしていい営業さんに出会え総合的には良い買い物ができたと思っている。

 

最後まで読んでいただき有難うございました。

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