タイヤ交換。ピレリの チントゥラート(CINTURATO)。さて、その履き心地はいかに

「なんか車高が下がってるみたい」

日中、買い物で車を使った妻の言葉に反応し駐車場の車を見ると、なんとパンクしてるではないか。10cmほどの木ねじ(コーススレッド)が左のリヤタイヤにブスリと刺さっている。

悪いことに、しばらく気付かず走り続けたようで側面に貫通し、もはや、修理不能な状況だ。事故など起こさなかったのが不幸中の幸いである。

そんなわけで、交換を余儀なくされたのだが、車検を1か月後に控えている身としては出来るだけコストを抑えたタイヤを選ぶ必要がでてきた。
※記事内の「CINTURATO P1」は、現在市場在庫が限られてるようです。CINTURATOシリーズの乗り味という事では参考になると思います。

少しでも安くを目標にタイヤ選びを開始

ちなみに、車はZVW30のプリウス。サイズは215/45 R17である。
ガンガン攻めることなど皆無なので、ハイパフォーマンスなものより、一般道及び高速をストレスなく走れ静かで縒れずに、雨の日も安心、そして、少しでもエコなタイヤを選びたいところだ。

できることならコストコで買いたい

私の場合、牛肉の塊とタイヤはコストコで買いたい派だ。

なぜなら、コストコで買うと他店では見たことがないようなサービスがたくさん付く。「ミシュラン」と「ヨコハマ」のみの扱いにはなるのだが、

・バランス調整

・ローテーション

・パンク修理

・窒素ガス充填

が永久的についてくる。
それにバルブキャップをメッキにしてくれるのも洒落ている。
しかも、年に数回のキャンペーン時には更なる値引きがあったりする。

ちなみに、このサービスを受ける際は、買い物ついでにタイヤセンターの駐車場に停めれるので、あの殺伐とした駐車場場所取り合戦を回避できるのもありがたい。

そんなわけで、いの一番にコストコに問い合わせたが、残念ながらキャンペーン時期ではなかった。残在庫であるADVAN db(デシベル)なら安くできるとのことだったが、ちょいと趣向が違うので今回は諦めた。

持ち込み交換を検討

次の選択肢として、ネットで購入し、持ち込みOKの店で取り付けることを考えた。

これだけネット通販が普及した昨今、「うちで購入したもの以外は交換しない」などとはガソリンスタンドですら言わなくなってきている。

そこで、3店ほど当たってみた。

・地域最安値をうたう持ち込みタイヤ交換専門店➤バルブ、廃棄料込みで1台分7,600円。

・いつも使ってるTOYOTAのディーラー➤込々で16,000円。

・近所にある「車検のコバック」➤込々で6,000円

意外や意外、コバックが最安値である。当然、交換はコバックに決定。

 

タイヤは5種に絞る

そして、タイヤだ。

もともと車両購入時は、ブリヂストンのレグノGR-XTがついていた。
さすがに性能はまずまずだったが、いかんせん値段が1本2万円前後なので今回は却下。

※記事作成当時の価格となります

ヨコハマ BluEarth-A(ブルーアース)➤1台分 当時 53,320円

ファルケン ZIEX(ジークス)➤54,400円

ダンロップ エナセーブEC203➤43,200円

ブリヂストン エコピア➤74,680円

ピレリ CINTURATO P1(チントゥラート)➤39,200円

さすがにアジアンタイヤは外しました。

こうしてみると、レビュー含めブルーアースあたりかなというとこだが、メーカーサイトの比較表を見るとウェット性能が心配になった。

そんな折、再検索中に偶然引っかかった、ピレリ CINTURATO P1(チントゥラート)がなんと30,800円で売ってるカーマニアNo.1という店があった。
いろいろな方のレビューを見ると「ウェット性能がいい」「静か」「価格以上にいいタイヤ」と結構評価が高い

ピレリといえば、レースイメージが強く私も昔から知っていたが、それより今は、サッカーの長友選手が所属しているインテルのメインスポンサーである。
そんなこんなで、交換と合わせて36,800円で手を打つことにした。

※P1は在庫が無くなり現在は、こちらの品番で販売してるようです。

履いてみての感想は?

まず、最初に感じたのは、転がり抵抗の低さ
スーッと軽く車が進む感じが体感できる。ステアリングも若干軽くなった感じだ。まあ、慣らしも済んでなくコンパウンドもやや硬い感じなので馴染んでないとも言えなくないが、車に対して鈍感な妻でも「スーッと進むよ!」と体感したようだ。

そして、一皮むけてだが、転がり抵抗については慣れたせいもあり全くわからなくなった。
コーナリング中は、扁平率が45というのもあるが、タイヤの縒れは全く感じない
また、少々速度域が高くても素直に曲がってくれる。ただし、グリップしすぎてロールがきつくなるわけでもない。この辺は、7万Km走行のへたれ足回りとバランスが取れてるのかもしれない。

高速走行時の静粛性もロードノイズはさほど気にならないし、車線変更時の縒れも感じない。そして、雨の日も「すごいグリップ力だ!」とまでは言わないが、不安を感じることは基本ない

 

そして、気になる燃費だが、転がり抵抗の低さは感じられものの実際には殆ど変化がなかった。まあ、そんなものだろう。

しかし、総合的にみると他の方のレビューにあるよう、価格以上の満足感が得れるのは間違いない。これで、4万円しないのはおすすめである。

ただし、2点だけ気に入らないとこあり(笑)

全ての段差でというわけでは無いが、段差によっては「バタン」と品のない音がする。前述したがコンパウンドの硬さにあるのだろうか。

 

それと、ややショルダーが撫で肩かな。。。まあ、プリウスごときで気にすることでも無いんですがね。

そして、かれこれ10,000㎞走ったところ振り返ってみると、横剛性、グリップ性、ウェット性は当初とほぼ変わらず、ついでにあの下品な「バタン」音も変わらず(笑)なのだが、高速走行時のロードノイズが一段上がったようだ。そして、燃費も向上したということはない。
つまり、二層目あたりは実はコンパウンドが若干柔らかく、それゆえに転がり抵抗、いわゆる摩擦が増えたという事でしょうか。。。

ただし、「不満に感じるほどではない」ということを付け加えておきます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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