毎年5月に支払う自動車税。今さらながらクレジットカード払いができることを知りました。これは、便利だ!と思ったのですが、いやいやメリットもあればデメリットもあるようです。考えて利用しないと損することもあるようですね。
カード払いのメリット
■クレジットカードのポイントやマイルがたまる
■わざわざ出かけなくても自宅から24時間いつでも簡単にできる
■支払いを引落し日まで先延ばしにすることができる
■家族名義のカードで支払うことができる
一般的に自動車税は、自宅に届いた納付書を持って金融機関やコンビニエンスストアで納税するのが普通です。
しかし、これが結構面倒。カード払いなら時間を気にすることがありません。
そして、カード払いの場合、代金の口座引き落としがしばらく先になるので、現金の持ち合わせがなくても大丈夫です。
例えば、楽天カードの場合、月末締めで翌月27日が請求となるので、納付期限最終日の5月31日までに払えば、6月26日までに現金を用意する猶予ができます。
カード払いのデメリット
■納税証明書がもらえない
■カード払い手数料がかかる
自動車税をクレジットカードで払うと、納税証明書が出ません。今までは納税証明書がないと車検を受けるのに難儀しました。
ところが今やIT時代、納税すると運輸支局のコンピューターに登録され未納でない限り全国の運輸支局で納税の有無が確認できるそうです。
また、納税証明書を紛失してもわざわざ再発行しなくてもいいそうです。
ただし、支払ってからコンピューターに登録されるまでは数日かかるようなので、車検が今日の明日の場合は注意が必要です。
それともう一つ、クレジットカードで払う際、手数料が発生します。
自治体にもよりますが、千葉県の場合「システム手数料」といい、1件につき324円(税込)がかかるのです。
概ねどこの自治体も300円前後のようですが、詳しくは「○○県 自動車税 クレジットカード払い」で検索すればだいたい出て来ます。
で、この手数料が少々くせ者なのです。
ちょっと注意する点
まず、自動車税の税額を見てみましょう。
総排気量 | 税額 |
軽自動車 | 10,800円 |
1リットル以下 | 29,500円 |
1リットル超~1.5リットル以下 | 34,500円 |
1.5リットル超~2.0リットル以下 | 39,500円 |
2.0リットル超~2.5リットル以下 | 45,000円 |
2.5リットル超~3.0リットル以下 | 51,000円 |
3.0リットル超~3.5リットル以下 | 58,000円 |
3.5リットル超~4.0リットル以下 | 66,500円 |
4.0リットル超~4.5リットル以下 | 76,500円 |
4.5リットル超~6.0リットル以下 | 88,000円 |
6.0リットル超 | 111,000円 |
そして、お持ちのクレジットカードのポイント還元率を確認してください。
結構多いのが還元率1.0%のカードではないでしょうか? 1ポイント=1円相当額のキャッシュバックです。
ところが、軽自動車やリッターカーだと、還元額が、徴収される支払手数料に満たないのです。
例えば、軽自動車の場合、還元額が108ポイントになるので216円のマイナスです。
ましてや、還元率0.5%のカードだったりすると、排気量3.5リッター以上のビッグマシンでもない限り手数料を還元額で相殺することができません。
細かい金額ではありますが、この辺りは十分注意した方がいいと思います。
まあ、多少持出しはあっても時間をお金で買うと思えればなんてことはないのですが。
自動車税をクレジットカードで支払う流れ
1.必要書類の準備
郵送されてきた自動車税納税通知書とクレジットカードを用意。
クレジットカードは本人名義でなく、家族名義のものでも大丈夫です。
2.サイトにアクセス
必要な書類が用意できたら、自動車税をクレジットカード払いするためのサイトにアクセスします。
千葉県の場合は、「自動車税 クレジット」と検索すると表示されます。
3.「納付番号」と「確認番号」入力
サイトにアクセスし進めていくと、18桁の「納付番号」と6桁の「確認番号」を入力するページになります。
両番号は、お手元の「自動車税納税通知書」とつづりになっている「領収済通知書」に記載されています。老眼泣かせの番号です(苦笑)
入力したものが正しければ、自分の支払額などが記載されているページに推移します。
ここで、ご丁寧にも「納付手続が完了した場合の「納税証明書発行可能日」は次のとおりです。」と出て来ますが、先にも書きましたが今やIT管理がされているので無視してOKです。
4.クレジットカード情報を入力
自分の支払額に間違いなければ「次へ」と進み、カード情報を入力し完了です。
まとめ
排気量によっては、税金以外に余計なお金がかかってしまいます。
自分の税額と支払い手数料、そしてクレジットカードの還元率を確認するのがポイントですね。
ポイントがたまって得をするというよりはポイントで支払手数料を相殺するという考え方になりますかね。
最後まで読んでくださり有難うございました。