サーフィン

冬物は結構な出費。低価格、高品質なウェットスーツはあるのだろうか

海パンとタッパーでサーフィンできる季節は最高だ。でも、そんな季節は、ほんの数か月。間もなく長袖長ズボンのウェットスーツが必需品となる季節到来。

しかし、1着作るのも結構な出費となり頭痛のたねだ。今回、10月くらい~年末、そして、4月くらい~6月くらいまでの結構長い期間活躍できるジャージの3mmフルスーツ、いわゆるジャーフルでいいものを見つけたのでご紹介します。

高価格、高品質は当たり前

私が、サーフィンを始めたのがかれこれうん十年前、冬の海水はもっと冷たかった気がする。

地元にあったサーフショップの店長から「これ新素材だから目茶苦茶あったかいよ!」と薦められフルスーツをオーダーしていた。確か内側の素材が「SCS」だったと思う。銀色のつるっとした素材で、いわゆる魔法瓶効果があると言われていた。しかし今考えると、よくあれで真冬に入ってたなと。。。

途中で数年間ブランクがあり、再開してから今度はWestのウェットスーツを使いだすようになったのだが、これが素晴らしい!驚くほど進化しており、ものすごく柔らかく暖かい。そして、耐久性もあり仰天したのを今でも覚えている。でも、価格も一段あがったようで10万円くらいになっていた。

サーフィンを知らない人からすると、「サーフィンは安上がりだよね。」「ガソリン代と板があればいいもんね」とよく言われるが、ウェットの値段を言うとみんなびっくりする。

海に入ると、「なんでこんなに人がいるの?」「流行ってるのかな?」なんて感じるが、実はランニングや他のスポーツのうん百分の1くらいしか競技人口はいないと言われている。なので、相対的にみると決して需要が多いわけでもなく、世にいう大量生産の枠には到底届かずコストを下げるところには行きつかないのが現状だろう。

そして、しばらくWestのウェットを使っていたのだが、ライフステージもかわりそうやすやすと10万前後のウェットを作れない家庭環境になっていったのだ。

安いのはやっぱりそれなり

そして、しばらく安いウェットを探しては購入していたが、やはりそれなり。とにかく耐久性が低い。つなぎ目はボンド接着が甘くすぐ浸水し、ラバーはあっという間に硬くなる始末。自分でウェットボンドとメルコテープでよく補修していた。

そんなこんなでいろいろ学習し、今回あらたにいいものを見つけたのだ。

3万円しないウェットだが

今回ジャージのフルスーツのネックエントリータイプをフルオーダー。価格はオーダー時で2万5千円くらい。もちろんノーマークだ。(今春、価格改定して2万7千円になった)

ここは、オーナーさん(職人)がひとりで一着ずつ丹精込めて手作りしており、納期が半年くらいかかる。(今は、スタッフの増員をしたようでもう少し短くなったようだ)

私の場合は、急いではなかったので、納期は気にならず8月の末に出来上がった。なので、実はまだこれを着て海には入っていない。

作りはどうなの?

早速、届いた商品をみると、素材こそ最新のものではないが、丁寧な作りです。

股下はメルコテープ、手首や足首にも補強とめくれ止め。壊れやすいネック部は、時期関係なく1回のみ交換無料である。

わきの下がゆったりしており、これがパドルの楽さと脱ぎ着のしやすさを生む。

見た目から品質の高さが窺える。これで、3万円弱はお買い得である。「安かろう悪かろう」ではなく「安かろう良かろう」で期待できそうだ。今の自分には十分すぎる。

10月半ば以降に投入する予定。楽しみである!

ネックエントリーの悩み

ところで、数年前から登場したネックエントリー。実は、他メーカーにはなるが、私はセミドライで使用している。

今まで、背中のジップ式やノンジップを着てきたが、ネックエントリーの場合、よっぽどなことがない限り殆ど首部からの浸水がない。出始めのころ各メーカーともそんな謳い文句で半信半疑だったが、これについては偽りなしだ。

ここから、体を入れるのでんですもんね。正直、脱ぎ着は若干苦労する。がそれも慣れの問題ですかね。私は、体が硬いので蛇の脱皮みたいに休み休み脱いでいる。

それよりなにより問題なのが尿意。解き放つと、ものが抜けずに上半身をいつまでも回遊する。「水が入らない」=「水が出ない」。暖かいというのはあるが、ほとんど濡れてない内部におしっこがつくというのは、さすがに抵抗がある。

冬場はどうしても近くなりがち。尿意をもたらさないため水分を控えめにすると、逆に足が攣りやすくなったり、意識すると余計近くなったりとなかなか対応策がない。

とりあえず、今はインサイドの足の届くところまでわざわざ戻り、立った状態で解き放している。

 

最後まで読んでいただき有難うございました。

 

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