昔は、パワーコードと呼んでた気がします。今はリーシュコードですね。
「リーシュ」とは、もともと束縛を意味するようで、犬のリードも正しくはリーシュと呼ぶようです。
なるほど、サーフボードが勝手にどこかに行かぬよう束縛するってわけですね。
さて、余計な話はさておき、新品のリーシュコードの癖、しつこくないですか?
波打ち際を歩いて海に入る際、絡んだりすると結構イラっとします。
そこで、今回は材質を傷めず新品のリーシュコードの癖を取り、真っすぐにする方法を試してみます。
リーシュコードとは
言わずと知れた、サーフボードと体をつなぎ止めるいわゆる流れ止めですね。コード自体は大体ウレタン素材です。結構、伸びます。
ショートボード用でスタンダードと言われるコード径が6~7㎜。私もそれをずっと使ってましたが、今回はCOMP用の直径が5㎜という細いものを購入。
ところが、サイズのある時、板をリリースしたら、今までに無いくらい伸びるのですね。かなりビビりました。
COMP(コンプ)は軽くて水の抵抗も少ないと言われてますが、自分の実力では全く無縁なので、今更ながらスタンダードしとけばなんて思ってます。
リーシュの癖取り実験開始!
話しが横道にそれましたが、早速実験開始です。
購入後、2回ほど使用しましたが全く癖が取れません。折り目がきっちり付いてます。
地面に落とすと勝手にこの形になります。
お湯につける
まずは、お湯につけます。だいたいお風呂程度、42℃くらいですかね。30分ほど漬け込み柔らかくします。見た目に変化は感じませんが、芯まで暖まるので柔軟性は出るはずです。
間違っても熱湯はやめてください。一発で素材が痛みます。
おもりを括り付ける
ここからが時間との勝負です。折角柔らかくしたので冷えないうちの作業が肝心です。
足首に巻く部分に、ビールのショート缶など350mlの缶を括り付けます。もちろん中身は入ったままで。500ml缶だと重すぎて伸びすぎる可能性があるのでこの程度にします。
ハンガーにつるす
高いところに吊るせるよう反対側をハンガーの真ん中に括り付けます。あとは適当なところに吊るします。センターがずれるとバランスがとれず厄介なので注意してください。
実は、写真を見てお分かりだと思いますが、2と3の工程を短縮するため最初にショート缶とハンガーを括りつけてます。
そのまま24時間以上放置
この程度の重さであればコードにもあまり負荷がかからず痛みません。
結果は、この通り。
実は、これから海に行くため実質16時間くらいしかぶら下げていませんがここまで伸びました。
もう少し伸ばしたいので、後日もう一度、もっと長い時間吊るしてみます。
その時、結果画像を再度アップします。
まとめ
お湯につけなくてもいいのでは?とも思ったので、最初はそのままぶら下げたり、ぐいぐい引っぱったりしましたが、全く癖は取れませんでした。
やはり、素材を温めるのがポイントの様です。
たいした手間では無いので是非やってみてください。ただし、熱湯だけはやめましょう。その辺は、自己責任でお願いたします。
これなら、足に絡みつくあの嫌な体験をしなくて済みそうです。