サーフィン

冬サーフィン。つま先の冷えによる痺れを波待ち中に解消する方法

春先にノーブーツでサーフィンをして後悔したことはありませんか?
そう、海水温は、気温に比例するわけでなく5月前半くらいまで結構冷たいのです。
1時間も経つと、つま先が冷え、だんだんと痺れ、果ては感覚が無くなってきます。

波待ち中に足指を「グーパー、グーパー」したり、指先を揉んだりしても正直効果はありません。

そこで注目するのが、ふくらはぎ。今回は、ふくらはぎで、つま先の痺れを解消するとっておきの方法をご紹介します。

春先の海水温

海水温は、気温の2ヶ月遅れで変化すると言われてます。
気温がグッと下がる12月、1月の海水は、まださほど冷たくはありません。ところが、春を迎え気温が上がっても、ゴールデンウィーク過ぎまではまだ冷たかったりするのです。
しかも、気温が高いと冷たさが余計に増長されます。

痺れた時の危険性

足先が痺れて一番怖いのは、テイクオフ時。足指に感覚がないゆえ、力の加減が分からずバランスを崩したり、スムーズにライティングに繋がらなかったりします。

そしてもう一つ、砂浜で何か危険な物を踏みつけた時。普段であれば痛みを感じた瞬間、それを回避しようとするが、麻痺しているとそうはいかない。ガッツリ踏みつけてしまう。
以前、私もガラスの欠片を踏みつけ、ザックリ切ってしまった事がある。

ふくらはぎトントンマッサージ

冒頭にも書きましたが、足指のグーパーグーパー患部のマッサージの効果は、ほぼゼロです。

じゃあ、どうするの?ですが、患部であるつま先への直接的なアプローチでなく「ふくらはぎ」を攻めるのです。

拳で「コツコツ」と、ふくらはぎ全体を小突きます。

こんな感じで手をグーにして、手の甲側でやや強めに叩きます

波待ち中なので膝下はもちろん水中です。でも、拳を「グー」にすれば、水中でも動かすのにそれほど抵抗はありません。
100回から200回ほどふくらはぎ全体をコツコツやれば不思議と感覚が戻ってくるはずです。

ただし、叩き加減に注意が必要。水中では、全身の感覚が鈍ってるので、強く叩き過ぎると海から上がった時、打撲のように痛みます。この辺は、ご自身の感覚で調整してください。

別の方法として、ふくらはぎを揉むのもありですが、セミドライの足の生地はたいてい5mm厚。触ると分かりますが、結構、もっさりしており、かなり揉み辛いと思います。

「第2の心臓」ふくらはぎ

ふくらはぎは、重力によって下半身にたまった血液を心臓に戻すポンプの働きをしています。そのため、ふくらはぎの筋肉が凝り固まり血流が滞ると、当然つま先への血流も滞ります。どんなに患部をマッサージしても、肝心かなめのポンプが稼働しなければどうにもなりません。そこで、ふくらはぎを叩く事で筋肉を目覚めさせるのです。

まとめ

若いうちはまだ余裕ですが、歳をとると代謝が落ち、手足の末端の冷えに悩まされます。
ランニングなど、動き続けるスポーツなら体温が上がり血流が上がるのですが、サーフィンの場合、海の中での半分以上は、水に浸かりジッとしてます。すっかり冷え切った時にセットが入り、感覚が掴めずコケたりするとそれはもう悔しい限りです。

つま先の痺れにお悩みの方は、是非とも、このふくらはぎコツコツを波待ち中に試し、快適なサーフィンライフをお送りください。

こちらも読まれてます