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ワークマンでスーツに合うコートはあるの?防寒裏アルミコート(WM3612)、その実力は

冬キャンプでのワークマン防寒着の暖かさや使いやすさは既に実証済みですが、今度はスーツでの通勤時にこの恩恵にあやかれないものかと沸々と思い始めました。
ところが、もともとワークマンにはそういったコンセプトが無いので、ダメかな~っと思ってた矢先、「WM3612 防寒裏アルミコート」というのを発見したのです。

そんな防寒裏アルミコート(ジャンバーもあります)、キャッチコピーが「体温反射で保温力3倍!」と実に面白い。
そして、ワークマンでは珍しく、総重量を謳っており「約570g」、相当軽いってことですね。

という事で早速購入し、見た目や暖かさをレビューしたいと思います。

防寒裏アルミコート(WM3612)

ワークマンの防寒着と言うと「イージス」や「フィールドコア」シリーズが人気ですが、実はこの「裏アルミシリーズ」の開発にも並々ならぬ情熱を注いでるようです。

 

特徴をまとめると、

・裏地は反射性の高いアルミニウムプリントで、体温反射により保温力3倍!
・アルミニウムプリントは細かい六角形模様。これが適度に蒸れを逃がし快適な暖かさを維持
・表地は引き裂きに強いリップストップという織り方。パラシュートにも採用されている。
・ゴアゴアでもっさりせず軽量(コートタイプで約570g)

防寒裏アルミコート
商品番号/WM3612
素材/表:ポリエステル100%・中わた:ポリエステル100%
裏/ポリエステル100%(裏アルミプリント)

重量:約570g

価格は、ジャンバーで3,900円、コートで4,900円です。

楽天で購入

 

 

さて、実際に手に取った第一印象、

「軽っ!」「薄っ!」「大丈夫か?ワークマンのチョイスで初の失敗か、、、」です。

それくらい、他の防寒着と比較すると心許ない感じでした。

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フォルム

通勤用なのでやはり「コートタイプ」、色は「クロ」が無難ですね。フード付きですがこれは外します。

 

裏地は、キラッキラッ!

袖を通すと軽さを感じます。春秋のステンカラーコートよりやや薄くやや軽い感じです。
スルッと滑りスーツの上に着るぶんには脱ぎ着がし易いです。

全体のラインはこんな感じ。

袖がやや太めですかね。

 

後ろから見るとウエストラインが絞られてないので、こちらは、かなりもっさり。

 

スタイリッシュとは言い難い感じです。さながらスーツを着たサラリーマンが現場視察に行く雰囲気ですね。

暖かさの実力は?

羽織った瞬間に「あったかい~」という感覚はありません。どちらかと言うとウインドブレーカーやヤッケを羽織った感じに近いかな。

ところが、チャックを上げほどなくするとジワーッと暖かくなり、それが持続します。例えるならカイロが入ってる感じです。
以前、コストコで買ったアメリカ製の分厚いコートと比較すると、暖まるまでの瞬発性は優れています。

普段の通勤は、一晩外気に晒され冷え切った電車に乗ります。暖房なんてほとんど効いてないようなものです。今まで車内での寒さに閉口していました。
ところが、これを着るとその寒さが無く、暖かい空気に包まれてるような感じがします。

試しにチャックを下ろしてみると、冬の温泉で内風呂から露天風呂に行くときのように一気に冷えを感じるので、保温性はなかなかのものです。

 

では、風には?

これも、防いでる感があります。
ところが、その風が冷たいとなると話しは変わり、薄いのが災いするのか、冷えるのが早い。しかし、常に体温反射は繰り返すので、プラマイゼロ、いや、若干マイナス寄りで少しスース―するような冷えを感じます。

ならば、氷点下近くの気温は?

繊維の隙間から侵入してくる寒気。厚手のコートでも感じることがあると思います。こうなると、動いているならまだしも、電車やバス待ちで動いてない時はアルミニウムプリントの保温力をもってしてもちょっとキツイかなという気がします。

ちなみに本日、外気温は3℃。
表現するのが難しいのですが、コートの表面は冷えていながら、コート内部に暖気の層があり冷気をガードしている感じ、要は、寒くは無いけど暖かいというわけでもなく何とも不思議な感じです。

そして、今朝はマイナス2℃。やはり、思った通り暖気層が寒気に負けてしまいました。

まとめ

これってまさに、非常時災害時に使われるアルミブランケットみたいなものですね。
保温性はかなりの実力だと思います。
ただし、分厚いコートで感じる、体温で徐々に暖まり布団にくるまれる様な暖かさと比較すると暖かい空気の層に包まれてる感じなので、風などの外部要素に左右される気がします。

また、袖の太さや袖口のデザイン、ウエストラインが今ひとつスタイリッシュでないですね。

田舎から通勤する私には、通勤用と割り切るので良いのですが、合コンに行く年代ですと、オシャレというより「視察団!?」と思われるかもです。

結論からすると、薄くて軽いのはグッドですが、スーツの上となるとその機能をいかんなく発揮できないのかな。スーツの場合の適温は、5℃前後でしょうか。

まあ、そもそもビジネス用としては考えてないと思いますが、作業着からキャンプ、スポーツとマーケットをジワジワ広げつつあるワークマン。来年あたり、ビジネス用でも登場するのではないでしょうか。

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