サーフィン

サーフィン自粛について

新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐべく、世の中色々と自粛ムードです。

報道では、パチンコや商店街にフォーカスし非難轟轟ですが、ついに「サーフィン」も残念ながらその仲間入りをし全国的に悪名を轟かせてしまった。

今回は、そのサーフィンを愛する身として、このゆゆしき事態について私の考えについて書こうと思います。

サーフィン自粛について私は自粛推奨派です。

自粛を推奨する理由について

まず、緊急事態宣言において不要不急の外出は控える様に、とありますが、
サーフィンは不要不急のものではないと私は認識しています。

ところが、この言葉を受けて反応も様々です。

散歩や買い出しとサーフィンは大きく異なる

散歩などが自粛対象ではないがサーフィンの自粛はおかしいという意見を耳にします。

しかし、散歩は車と違い移動距離が制限されます。
そうです、サーフィンをはじめとするアウトドアは、車を用いて大きく移動します。

ウイルスは目に見えません。
もしかすると、症状は無くとも知らぬ間に保持している可能性も少なからずあります。

自宅付近の活動であれば拡散しなかったものをサーフィン行ったせいでその地域にウイルスを運ぶ可能性も否定できません。

 

私も、正直誰にも接触せず海に行くという自信はあります。

でも、ちょっと視点を変えてみます。

滅多にないことですが、「もし、途中で事故にあったり」や「もし、車のバッテリーがあがったら」となると一人で解決するわけにはいきません。

そうです、人と接触する可能性がゼロとは言い切れないのです。

 

そして、ここで出てくるのが「ローカルはOK」という議論。

これについては後述します。

 

三密ではないから大丈夫と言うサーファーにありがちな意見

三密ではないからサーフィンはいいと言う言い分もわかります。しかし、今回に関しては「そう言う次元の問題ではない」と考えています。

世の中は今、尋常状態ではありません。

緊急事態です。

飲食業界はじめふつうに仕事ができなくなった方が大勢います。一方で、陽性患者と対峙する医療従事者、在宅医療を支える医療職や介護職、身の危険を顧みず仕事に従事している方々も大勢います。

他人を思いやる気持ち、周りを気遣う気持ち、お互い様という気持ちを持つのが最優先だと思います。そういう時期なのです。

「不要不急」、「3密」、「誰にも接触しない」というのをは今は一旦棚上げすべきだと思ってます。

 

ここでローカルはOKだという意見について

 

前述したように、感染拡大を止めたいという思いで海行きを自粛している人も当然ながら大勢います。

ところが、地元の方が3密ではないし、散歩と同じだろうとし一人が海に入ったとします。

ると、それを見た人が、「あの人が入ってるなら」と自分も、自分もとなるのが人間の習性です。

しかし、今は、誰がOKで誰が駄目という不毛な議論をしている場合ではないのです。みな平等なのです。

自粛するべきなのです。

自粛しないと今後サーファーの立場が危うくなる

 

日本でのサーフィンはもともとナンパなイメージで、プロと言っても大手のスポンサーが付きづらく、メジャースポーツの仲間入りをいまひとつ果たせないのが実際のところだ。

それを業界団体やプロサーファーの努力でオリンピックまで漕ぎつけたが今回の件で、水の泡になりかねない。

 

それよりなにより、いつの日かコロナ渦が終息しサーフィンが再開できたとしても、肩身の狭い思いをしてしまう。せっかく楽しいスポーツなのに「恥ずかしい」気持ちを持ち後ろめたい思いでやるのはうんざりである。

まあ、そういう感情や想像力に掛けている人たちで海は賑わっていると思うと既に終わっている話ではある。

 

いずれにしろ、人というのは一人で生きていくのにも限界がある。
海に行くことで何らかのトラブルや怪我をしたとします。そして、救急搬送されるとなると、医療機関への負担が増えます。様々な副作用が起こります。

その行動で何が起こるか想像する力が求められてます。

 

繰り返しますが「3密じゃない」、「誰にも会わない」、「自分は大丈夫」

そういう問題ではないんですね。

 

この異常事態の収束のために、協力しませんか?

 

お互いを思いやる気持ちを持ちませんか?

 

人として大事なこと、大事な局面だと思います。

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