サーフィン

波の崩れるメカニズム。サーフィンするならビーチそれともとリーフ?

「サーフィンやってるのー。あのハワイみたいな波に乗るんだ?かっこいいわねー」
近所のおばさんとのありがちな会話です。

「いやいや、あの波は海底が溶岩でいわゆるリーフ云々・・・」なんて説明しても判らないと思うので「そうなんですよ、ハハハ」なんて受け流しますが、実は日本の場合リーフのポイントはそれほど多くはないですよね。

今回は、海底が砂(ビーチ)と岩(リーフ)の場合どんなメカニズムで波が崩れるかについて説明します。

波はどうやってできるのか

波は絶えず変化します。
「おーっ、波あるよ!」慌てて着替えてパドルアウトしたもののアウトに出たら「アレっ???しかも北東の風がそよそよ吹いてきたー」なんて経験ありませんか?
それくらい状況はころころ変わるものです。
しかし、変化もするけど、全く同じ波も来ません(同じようなのはありますが)
それが、サーフィンにはまり飽きの来ない魅力ですよね。

早速ですが、まずはどうして波が生まれるかについてです。

全地球の70%は水、地球の表面の4分の3は海ということでスケールの大きい話になりますが、始まりは遥か彼方の海上で吹きおこる風です。
そうですね、池や湖に大きな石をドボンと放り込むのをイメージしてください。それが風の元だとすると、周りには何重もの波が立ちますよね。波動ともいいますが。
その波がどんどん進んで岸に到達するわけです。
この水の流れが「うねり」と呼ばれるものです。

そして、岸に近づくにつれ水深がどんどん浅くなります。
しかし、うねりの水量は一定量なので、浅くなれば海面が持ち上がりそうですが、ここは地球の重力が登場。重力には、さすがのうねりも逆らえず砂の浅瀬や岩棚などの浅いところに乗り上げた瞬間「波」となって立ち上がり、逃げ場を失い崩れ始めるのです。
これを「ブレイク」とか「割れる」と言います。
人に置き換えると、頭の高さを変えずに急な坂を走ってのぼった場合、だんだん下半身側が縮まり、遂には苦しくなりつんのめる、そんなイメージですね。

海底の形状で波質が大きく変わる

海底の地形のタイプはいくつかあります。代表的なのは海底が砂のビーチポイントと岩やサンゴ礁のリーフポイントです。そして、それぞれ崩れ方のメカニズムや波質が違います。
ちなみにハワイのノースショア、そう、おばちゃん達がイメージしてる波乗りは溶岩石のポイントです。
私は、千葉でサーフィンをするのですが、ほとんどのメジャーポイントはビーチですね。

それでは、ビーチブレイクとリーフブレイクの特徴を見てみましょう。

ビーチブレイク

砂は自由気ままです。海の状況や天気の変化で常に形を変えます。しかも、深かったり浅かったりと場所によって様々です。
そんな中、砂が堆積しサンドバー形成されます。そこにうねりがヒットしブレイクするのです。
そして、そのサンドバーが奇麗に形成されれば素晴らしい波がブレイクするのですが、往々にして中途半端なことが多く、波の端から端まで一気にブレイクする「ダンパー」と呼ばれる波が多いことも事実です。

しかし、ビーチの場合、あちこちにサンドバーが形成されるので、比較的ピークがばらけやすく、混雑を少しでも避けたい場合はベターです。

よく、「地形いいねー」とか「砂ついてるねー」なんて言葉を聞きますが、ころころと状況が変わるのもビーチの特徴です。台風や低気圧で天気が大荒れになった時は、砂が沖に持っていかれたり、逆に砂が運ばれてきたりどちらに転ぶかは予測しづらいところですね。

千葉で言うと九十九里などは遠浅なので比較的サンドバーが広く奇麗に形成され、ロングライドしやすい感じがします。逆に鴨川以南は遠浅というよりどん深なのでサンドバーの形成にかなり左右され波質も結構違いますよね。

 

リーフブレイク

ビーチに対しリーフは海底に固定されてます。なので、ブレイクする場所は一定の位置です。


ということは、ピークが集中してるので大混雑となります。波が良いときなどは下手すると1本も乗れないかもしれません。

ビーチの場合は、サンドバーがよっぽど決まれば別ですが、たいがい深くなったり浅くなったりします。なので、一本の波の状況が場所場所で変わります。
しかし、リーフポイントは広範囲にリーフが敷き詰められてる(岩棚)ため奇麗に波が崩れていきます。
そして、リーフの最大の特徴ですが、ある程度大きな波でも波のパワーで海底形状が揺らぐことがないので、がっちり踏ん張り奇麗に崩れます。
逆にビーチの場合は、波のパワーで海底の形状が左右されるので大きな波になるとクローズアウトといって、ダンパーの波になりがちです。

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千葉で代表的なポイントは、部原ですね。ここは、岩の上に砂が乗ってる感じですが、大波の時は人を集めます。
そして、その隣のクラシカルポイント、「マリブ」。ここも台風の時は人を集めます。

10数年前ですが、たまたま通りかかったらWCTが開催されており、ケリースレーターと今は亡きアンディ・アイアンズのヒートを生で観戦できた。その時の身の毛もよだつような感動と興奮で、それ以降「マリブ」は私の中で、そう安々と足を踏み入れられない神聖な場所になってしまいました。

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