今年の初め、Appleウォッチかガーミンかで散々悩み、結果、バッテリーの駆動時間を決め手にGARMIN ForeAthlete 245(ガーミン フォアアスリート245)を購入。
さすがにランニング中の計測には大満足。ところが、普段使いも長くなりじわじわ気になりだしたのがディスプレイの発色の地味さ。
そんな折、「AppleWatch SE」が登場。価格的にも245とほぼ同じか、ともすれば安い。しかも、サーフィンにもランニングにも使えそうなので、買い換え決定。
すると、悩みの種であったバッテリーの短さをも超越し、かつ、所有欲を満足させられるいくつものポイントがあったのです。
AppleWatch SE
2020年9月18日に「AppleWatch Series6」とともに発売された「AppleWatch SE」。
まずは、シリーズ6にはあってSEには無い機能をみてみると、
- 常時表示Retinaディスプレイ(SEは腕を傾けた時だけ表示)
- 血中酸素濃度センサーや心電図機能
- チップがS6 SiP
価格でいうとシリーズ6の方がGPSモデルで13,000円、GPS+Cellularモデルで19,000円ほど高くなる。
私は、フォアアスリート245と同価格の「Apple Watch Nike SE 44㎜ケース」(税別34,800円)を購入。
ここが素晴らしい!Appleウォッチ
まずは、何と言ってもRetinaディスプレイの美しさ。発色の良さや細かい文字の見せ方、文字盤のデザインの豊富さは逸品です。これは、飽きのこない大きなポイント。
245ももちろん様々な文字盤が選べますが、やはり発色の地味さは否めないところです。
そして、文字盤上であらゆることができてしまう。いちいちiPhoneを掴むのって結構面倒じゃないですか。
ちなみに今気に入っている文字盤(インフォグラフというデザイン)は、盤上のアイコンタップで、
- バッテリー残量
- 気温(天気予報が開く)
- 日付(カレンダーやスケジュールが開く)
- アラーム(電車での寝過ごし防止に大活躍)
- タイマー(麺の茹で時間や料理の時に便利)
- PayPayでの支払い
- Nike Run Clubの立ち上げ
- 方角の確認
と8つのことが実行できます。
ちなみにモバイルスイカで改札タッチの設定もありますが、改札の機械は右側で私の場合、時計は左手なので動作に無理がありすぎ使っていません。
海でも使える
当然、両者とも防水機能が備わっていますが、Appleウォッチは様々なアプリを使えるという利点があります。
今回、インストールしたアプリは、サーフィンで波に乗った本数や距離、速度などのログが取れる「Dawn Patrol」。GPSや高度センサーの精度に「んっ?」と思うところはあるものの、波乗りを数値化できるのは結構刺激的でした。
家でも使える
家の中をあちこち動き回る時、いちいちiPhoneを持ち歩くのは面倒。でも、LINEやヤフオクの終了時間など見逃せない情報もある。これらは、ガーミン同様ウォッチに通知されので家の中で身軽に過ごせます。
いまいちだけど納得できたこと
バッテリー
アップルの公式サイトだとバッテリーの駆動は18時間。しかし、「時計+1日数件の通知+30分程度のラン」だと実際には1日半くらいは持ちます。ただし、前述のサーフィンアプリ「Dawn Patrol」でGPSや高度計測をガンガン使うと4時間15分くらいでこと切れます。
フルマラソンだとサブ4.5まででしょうか。
一方でガーミンは、「時計+通知+1日30分から1時間のラン」で4~5日は余裕です。
で、当初Appleウォッチは、充電が面倒だと思っていたが、なんと予想と大違い。充電器がワイヤレスなので時計を外して置くだけ。頻回充電の煩わしさ殆ど無かった。
逆にガーミンは、背面にケーブルを接続させるタイプなので、回数は少なくとも一回一回の作業に煩わしさを感じてしまった。
ランニングアプリ
何を使うかでだいぶ悩みました。ざっと振り返ると、
「adidas Running」にログを集約
これの良い所は、年間走行目標や現時点の総走行距離が見れます。これって、モチベーションを保つのに意外に大事。しばらく「adidas Running」アプリを使ったのだが、何だかGPSが毎回不安定。
純正「ワークアウト」アプリを使用
ラン中、ウォッチ上には、距離やペース、心拍数など5つの情報が表示される。ただし、5つだと細かくて若干見づらい。
ただし、欲しい情報に絞り込むことも可能なので、私は「距離+走行時間+心拍数」の3つ絞り(1㎞ごとにペースも表示される)、かなり視認性が良くなった。ところが「adidas Running」とはデータの同期が出来ないのと、アプリに月間走行距離が表示されないという残念な部分があった。(アップデートで改善されるかもですが)
「Apple Watch Nike」に標準搭載されている「Nike Run Club」
結局、今までadidas Runningで取り貯めたデータとの同期は諦めるとして、せめても月間走行距離表示ができるこれを選択。
使ってみて気付いたが、これ、決められた距離をクリアするごとに画面表示のカラーが変化するなど飽きないための工夫が随所に施されている。ところが弱点として、ラン時の画面表示が細かいのなんの。一番欲しい情報だけは中心に大きめに表示できるが、それ以外が小さすぎる。
特に左上の走行時間や右上の現在時刻は、動体視力の衰えからかラン中は確認するのに一苦労である(笑)
このあたりの見やすさは、ガーミンに大きく軍配がある。
そして、ガーミンの場合、スタートや一時停止、ストップ、保存はサイドボタンだが、アップルウォッチの場合は、画面を右にスワイプして画面をタップする。
たいがい指先は汗と脂で湿っているので操作がしづらいのと、横筋の汚れが付くというデメリットがある。まあ、これも慣れですかね。
appleウォッチの残念なところ
GPSの精度や心拍数は、ガーミンとは微妙に数値が違う。ただし、どっちが正解なのかと考えると答えは謎です。なんとなく、距離や心拍、そしてペースなどappleウォッチの方が大雑把な感じがします。まあ、ここは信じて使い続けるに限ります。
というわけで、「これは勘弁してよ」というところは今のところ見つかっていないのが本音です。
まとめ
「Appleウォッチかガーミンのどちらがおすすめ?」と聞かれたら、今の私ならAppleウォッチと即答してしまいそうです。
というのも、ラン用だけで使うならまだしも、時計なので日常的に長時間着けることが前提となる。となると、あらゆることに便利に使え、かつ、見た目も綺麗で飽きがこない、そういう要素の詰まっている製品の方が総合的に考えると自分の所有欲を満足させられるのです。
最後まで読んでいただき有り難うございます。