スマホを持ってのランニングを卒業し、遂にランニングウォッチデビュー。
アップルウォッチにするか?Garminにするか?
散々悩んで、今回はGARMIN ForeAthlete 245(ガーミン フォアアスリート245)に決めました。
スマホとの決別
元々、ランニングパンツの尻ポケットにiPhoneを入れ、「adidas running」(旧名「Runtastic」)アプリを使いキロごとの通知や走行ログを取りながら走っていました。
ところが、iPhoneが飛び出さないサイズの尻ポケット付パンツは意外に売ってないんですね。ならばとウエストポーチやアームバンドも考えましたが、違和感がありありです。
そんなわけで、思い切ってスマホと決別し腕時計をして走ることにしたのです。
アップルウォッチかガーミンか?
ランニングウォッチでやりたかった事は
- ランニング中の計測
- 心拍数の計測
- 電子マネーの利用
- 「adidas running」(旧名「Runtastic」)アプリとの同期
となると、アップルウォッチ一択という感じです。
ところが、唯一気になるのがバッテリーの持ち具合。
Apple Watch Series5(Apple公式サイト発表)
- GPSを使用した屋外ワークアウト:最大6時間
決して短くはないけど、微妙に気になる長さ。
バッテリーは必ず経年劣化しますので数年後の長距離ランでは結構不安要素になります。で、GARMINを見てみると、どのシリーズもアップルウォッチの数倍は持ちそうです。
そんなわけで、ガーミンに方向転換したのです。
GARMIN(ガーミン)の選び方
そうは言っても、ガーミンは種類が豊富で何が何やらよくわからない。そんな中見つけた品番の意味。
ランニング用として一般的なのがForeAthlete(フォアアスリート)シリーズ。それぞれ3ケタの品番が付く。
- 200番台→中級グレード(600番、700番、900番と数字が大きくなるにつれて上位モデルとなる)
- 2ケタ→数字が高いほど最先端モデル
- 1ケタ台→「5」がつけば光学式心拍機能が搭載されている
- 45と付くのはエントリーモデル
何となくラインナップが頭の中で整理されました。
私の場合、ランニング中にしばしば、コンビニで酒のツマミを購入するので電子マネー機能が必須です。
ところが、この機能は645シリーズ以上の上位機種でないと搭載されていない。価格は、ForeAthlete 645で税込49,280円。これは、Apple Watch Nike(Series5)44㎜の税込50,380円に肉薄する価格です。
でも、よく考えると仕事中は仕事用の時計があるわけで、ランニングウォッチを常に装着する事は想定していなく何だか勿体ない。ならばと電子マネー機能への固執は諦め、楽天Edyなるプリペイド型電子マネーをポケットに忍ばせることで自分を納得させ645は消去。
続いて次なる必須機能、光学式心拍計。645より下位機種で心拍計付きとなるとGARMIN ForeAthlete 245か235におのずと絞られます。
品番の10の位を見ればわかりますが、245の方が新しい機種です。
デザイン的な好みから私は245ですね。
ちなみに245には、5,000円程高くなるが245Musicという音楽再生機能付きもあります。私の場合、音楽は聞かないのでただの245です。
235と245の違い
念のため両者の違いも調べてみました。
まずはサイズですね。
- ForeAthlete235J 45×45×11.7(mm) 42g
- ForeAthlete245 42.3×42.3×12.2(mm) 38.5g
245は外周で3.3mm小さくなり厚みが0.5mm増してます。また、2.5g軽いです。
本体の質感は、おもちゃ的な感じの235に比べ245はやや大人感が出ています。
続いてバッテリーの持ち具合。ワークアウト中の場合、
- GPSモード+光学式心拍計 11時間から最大22時間へ
※245Musicの場合GPSモード+光学式心拍計+音楽再生で最大6時間
ワークアウトのついては11時間のプラスとなる。
ところが、普段使いの「時計+ライフログ+通知機能+光学式心肺計」となるとなぜか235は9日持って、245だと7日しか持たない。これは謎なところです。
そして、機能的には235の全てを245は網羅してます。
また、アクティビティやパフォーマンスに追加された機能として
●アクティビティの選択
「ラン」「ラン屋内」「バイク」「バイク屋内」「その他」に対し
↓
「プールスイム」「トレイル」「筋トレ」「ヨガ」などが追加
●パフォーマンス測定機能
「VO2 Max」「リカバリータイム」「予想タイム」「トレーニング効果」「リカバリー心拍」に対し
↓
「トレーニングステータス」「トレーニング負荷」「パフォーマンスコンディション」「Body Battery」「健康情報の統計」が追加
更に、下記も新機能として追加された。
●バーチャルパートナー
設定したペースで走る仮想のパートナーとともにトレーニングを行う機能
●セーフティ・トラッキング
デバイスで事故が検出されると位置情報などがあらかじめ登録されている緊急連絡先に送信される
という事で、前置きが長くなりましたが、使って見ての良かった点と残念だった点を挙げてみたいと思います。
良かった点
実際に使ってまず感じるのは、明るい所でのディスプレイの綺麗さ。解像度が高く、特に日中の屋外はよく映えます。
そして、ランニングウォッチとして当然ですが、ワークアウト中のデータフィールドの見やすさ。走行中のラップやペース、心拍データの視認性がとても良いです。
デフォルトでは、表示枠を1つから4分割まで設定でき、データの並べ方も見易いように自由に並べることができ、私は、こんな感じで4分割にし「距離」「タイム」「心拍」「ペース」を設定しました。
GARMIN Connect IQから好みのデザインのデータフィールドもダウンロードでき、「Single Run Field」なるものに設定しましたが、かっこ良くなった反面、老齢の私には、ランニング中はちょっと細かすぎて見づらいですね(笑)
それと、ガーミンで計測した走行ログをiPhone内にある「adidas running」(旧名「Runtastic」)に自動で同期してくれます。今まで、このアプリを使っていた方には重宝します。
同期設定は簡単ですので、詳しくはこちらをご覧ください。
あと、GPSを使い心拍など様々なデータを取りながら17㎞走ってもバッテリーは数%しか消耗しませんでした。この揺らぎない安心感は素晴らしいです。
残念な点
日中や明るい所でのディスプレイの映え方はピカ一ですが、夜間や暗い所でのバックライトは昔のデジタル腕時計を思い出す何だか安っぽい雰囲気。このあたりの高級感やおしゃれ感は、アップルウォッチに全く及ばない感じです。
そして、GARMIN Connect IQからダウンロードできるアナログ時計。なぜか、どれも質感が低いです。
それと、このグレーのバンド。音楽の聴けるフォアアスリート245Musicは黒バンドですが、ただの245となるとグレーで一気にチープな感じです。
最後にもう一つ。時計を見る動作をした時にバックライトを点灯させるジェスチャー機能。
特にワークアウト中に感じるのですが、これ、点灯するまでほんの一瞬ラグタイムがあります。
つまり、タイムを確認するため腕を上げ同時に顔を少し下げ時計に視線を向けるのですが、まだ点灯しておらず、ほんの数秒ですが目線を下げ続ける必要があります。もしくは、先に時計を見る体制に腕を上げ、セットしてから顔を下げるのです。どうでもいいことではありますが、追い込んで走ってる時などは案外きついものです。
まとめ
まあ、いろいろと感じることはありますが、今までの無頓着にただただ走るだけのランニングに対し、データを見ながら走る楽しさにすっかりハマってしまいました。モチベーションがぐっと上がったのは事実です。
更に全く興味のなかった音楽を聴きながら走るという行為にも興味を覚え245Musicにしておけばなど今更ながら思ったりします。
まだまだ使える機能がたくさんあるようですが、使いこなせてないのが現状です。アップルウォッチのスタイリッシュさもいまだ捨てがたいですが、コスパ、機能含めランニングをするにはベターな時計だと感じています。