1月後半に開催される「館山若潮マラソン」。今年の天気予報は雨、雨、雨。
私にとって今回2回目のフルマラソンですが、いかんせん今まで雨降りはおろか、路面が濡れてるだけでも走らない超軟弱者。
そんなんなんで、「どんな格好で走ればいいの?」「ソックスは?」「シューズは?」「グローブは?」「キャップは?」と前日までウジウジ悩みまくり。
ところが、終わってみれば何てことない。私のレベルではキャップとセブンイレブンのレインコートで充分でした。そんな、雨ラン初体験談です。
悩み事が尽きない
上半身は、ロングスリーブのインナーの上にTシャツ、下半身はタイツの上にショートパンツ、シューズはナイキのズームフライニット。これが今回の基本スタイル。
さて、細かいアイテムはどうする?ですが、
キャップ
弱ってきている毛髪環境。3~4時間も雨に打たれた落ち武者風情は遠慮したいので、中学生以来かぶっていないキャップを通販で購入。
ところが、そのランニング用キャップが恐ろしく似合わない。やはり、キャップやサングラスは試着するべきですね(苦笑)
仕方なしに急遽ワークマンで500円程度の若干つばが長めキャップ(カタログ商品ではない)をゲット。
シューズ
ゼビオスポーツの店員さんから、「ズームフライ3ならともかくズームフライニットは水を吸いますからね」と脅された。しかし、今更買うわけにはいかずここは開き直りしかない。ありきたり策ですが防水スプレーをしっかり吹き付けました。
◆時々、かなりお買い得なシューズがラインナップされるナイキ公式ストア
ソックス
もうひとつ脅されたのがソックス。湿った状態で長時間走るとふやけて皮がめくれるとのこと。どうやら、素材に麻や和紙を混入させた物があるとのことだがそこそこのお値段。
しかも、靴下っていつも履いてるのと厚さや生地が違うだけでけっこう気になったりしませんか?
そんなわけで結局、指と指が直接触れぬことには配慮し、いつも履いているザムストの中から5本指ソックスをチョイス。
グローブ
撥水素材のものを探したが、なかなか無いのでナイロンの薄手のランニンググローブを購入。
レインコート
アウターについては、この順番で考えました。
ゴアテックスなどのかっこいいアウター→長丁場なので、高機能なゆえ暑くなりすぎそう。また、ゼッケンが見えなくなる。(表に付ければいいだけの話しだが)
袖なしのランニングポンチョ→腕から冷えやしないかと勝手に心配。
100均のポンチョ→前が開かないので温度調整が不安。
結局、散々悩んで購入したのがセブンイレブンの「通気窓付きレインコート」。
お値段税込609円也。これがランニングにおいては逸品でしたのでいくつかご紹介したいと思います。
まず、Goodなところ、
- 前開きなのでボタンを開けたり閉めたりすることで温度調節可能
- 着丈が膝あたりでちょうどいい長さ
- それほどビニール臭くない
- フードの縁が透明で視界が広い
- フードがバタつかぬようあごの部分に止めバンド付き
- 袖口がバタつかぬようすぼめてボタン留めできる
- 背中に通気窓が付いており蒸れない
- 折りたたみやすさを考えたデザイン
そして、これがフードのバタつき防止用の止めバンドです。
袖口はこんな感じ。
通気窓!
そして、考えられてるなーと思えるのが畳み方。
パーツのつなぎ目が折り目になってます。
使い捨てでなく再利用を考えた商品ですね。
実際に走ってみて
スタート前。フードも被っているので濡れることなく快適です。腕も外に出てないので寒さもそれほど感じません。まずは、正解な感じです。
そして、いざ、スタート。
10㎞あたりでしょうか。頭部が暑くなってきたのと同時にフードにこもるカッパのシャカシャカ音が気になって、堪らずフードを外すが今度は、留め具のベルトが時々風にあおられ一瞬口を塞ぐ。窒息することはないが都度焦ってしまった。
そして、袖口をボタンで止めているため、時計が見づらい。いちいち袖を少しめくる必要がある。
と、軽くディスってしまったが、それを上回る満足感は、ボタンの開け閉めによる温度調節です。体感温度が変わるので42.195㎞の長丁場ではかなりの気分転換ができます。
今回は、「行ける、行ける」「大丈夫だ」などのポジティブワードで脳内を埋め尽くすようにしてたので、気分転換も大いに役立ちました。
結論
- シューズ:一度水が入ってしまったらその後は麻痺して何も気にならない。防水スプレーの効果も分からずじまい。
- グローブ:濡れたグローブはパンツの生地に絡みつきポケットの中の栄養補給ジェルが取りづらく30㎞地点で外した。
- ソックス:足の皮膚もふやけはしたものの何故か硬く固まり、豆ができたりズル剥けたりすることはなかった。
結局、あれほど悩んでいた小物アイテムは殆ど必要なかった感じです。
そんななかゴールまでお供したのがセブンイレブンの「通気窓付きレインコート」。
ゴールしてからカッパを脱ぐとインナーまでずぶぬれでしたが恐らく汗と思われます。
もし、レインコートなしだった場合、汗が雨で流されたり、濡れてる皮膚に冷たい風が当たり冷え切ったりと強制的に体温が変動するので知らぬ間に体力を消耗してしまい、もう少しタイムも掛かってしまったような気がします。
レース前は色々と思い悩みましたが、終わってみれば、セブンイレブンのレインコートとキャップだけで充分でした。
春夏はともかく冬の雨は次回からあれこれ考えずこの2点でいこうと思います。
大会結果
ちなみに今回の目標はサブ3.5。ところが、結果は3時間36分11秒と目標達成は出来ませんでした。
ただし、前回記録を23分更新したのでOKとします。次回こそリベンジですね。
今回の雨ラン経験で耐性も少し上がったのではないでしょうか、、、