誰しも怪我や病気はしたくないものです。
特にスポーツなどの運動をしてた人が動けなくなった時はストレスや焦燥感に苛まれる。かくいう私も足裏の痛みで半年以上ランニングから遠ざかりそんな思いをしたのです。
基本的に「もうだめだー」となるまで病院に行かない習性なので、医療費の枯渇してる国の政策的には良いが、本人にとっては微妙なところである。
そんなわけで、今回も自己治療ということで、諸先生方の記事を拝見し散々調べてみた。
結果、私の左足裏の痛みは「足底筋膜炎」と勝手ながら診断をくだしたのである
私の場合、ランニングを始めてから発症したので原因はそこにあると断定しましたが、状況や症状は人それぞれだと思います。
長期間に渡りいろいろと悩んだ結果、私の場合は完治したのですが、この体験談は全ての方に当てはまる訳ではないので、あくまでも参考の一つとしていただけると幸いです。
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治療のため実際にやってみたこと
とにかく、いろいろなことを試してみた。往々にして、安静にすることと書かれていたが、それは到底無理な話しである。
まずは、定番のストレッチだ
足裏の筋膜はつま先からおでこまで繋がっている。なので、一時的に足の裏だけストレッチをしても、連動する他の筋膜に引っ張られ、結局元に戻ってしまうらしい。
そのため、ふくらはぎ、すね、太ももの裏(ハムストリング)のストレッチが重要とのこと。そのすべてを実行した。
当然、痛みが弱くなってから始めたのだが、残念ながらほとんど改善は見られなかった。
風呂で温めその後マッサージ
足底筋膜炎は、冷やしてはいけないとどこのサイトでも謳っている。
どこかのサイトに風呂上りに優しくさするだけでも十分効果があるとあったので鵜呑みにしたがこれもNG。
試しに、自宅にあった市販の外用鎮痛薬を念仏を唱えながら刷り込んでみた。すると、これが不思議なもんで一時的には効果があったような気がする。まあ思い込みだとは思うのですが、気休め程度にはなりそうです。
温湿布もやってみたが、歩くのに違和感とグニャグニャする不快感を感じ長くは続かなかった。
タオルギャザーや足指のグーチョキパー
地面に置いたタオルを足の指でつかんだり離したり、引いたり押したりするタオル掴み、そして、足指でのぐーちょきぱー。
これらもしばらく続けたが効いているという実感が全く得れなかった。
そして、ネット上で見つけた経験者とやらの電子書籍も購入してみたが、書いてあることはネット上の総まとめだったりと散々であった。
そうこうしてるうちに月日は流れ、この痛さは実は骨なのか、骨を削らなくてはならないのかなど妄想が爆発し、ついには病院のお世話になることも考えだした。
悪いのは革靴?
年間休日120日として休みの日はビーサン(ビーチサンダル)を履いてることが多いが、残りの240日くらいは仕事のため革靴を履いて過ごしている。
革靴は基本ソールが薄いので、一歩一歩の振動がダイレクトに足裏に響くはずだが、慣れとは怖いものでそれが災いしてるとは全く気付くに至らなかった。
そんな折、自宅にあったコンバースを久しぶりに履いたところ革靴と同様の響きを感じたのだ。
今更だがここでようやくソールの薄さが一因してることに気付きすぐさま革靴を変えてみることに。
最初は、黒のスニーカーで仕事にとも考えたがどうにも違和感がある。
そんな時、ネットで「走れる革靴」というのを見つけた。かの「アシックス」が出してるようだ。早速、アシックスのショップに見にいくと、見た目は間違いなく革靴である。
履いてみると履き口が柔らかく、ソールのクッション性もあり履き心地がとてもいい、かつ足裏に荷重がダイレクトに響く感じも薄い。早速購入してみた。
ついでに足の測定器に乗ってみた
折角なので店にあった測定器で足の形をみてもらった。すると、お店の方に「基本的に偏平足気味ですが、特に左足がひどいですね」と指摘された。
「もしや、足裏のアーチが沈み込んでるのでは?」「そうかもしれません。ランニングをされてる方でそういう方結構いらっしゃいます。」
ということは、「足裏アーチを再生させよう」、新たな世界が開けた。
最初に思い付いたのはインソール。
しかし、いきなりオーダーするのも何なので、クッションを土踏まずの所に入れテープで止めるという自作のインソールを作ってみた。
あちこち場所を変えて実験したのだが、いかんせん体重がかかると幹部に痛みが走る
これはダメだということで、ならば「テーピングするだけ作戦」に切り替えた。
そのテーピング方法とは
専門家から見ると「お前は何をやってるんだ」という声が聞こえてきそうだが、ただただばってんに張ってみただけである。
若干のコツとしては少しだけテンションをかけ、「何となく」アーチが形成されたのを感じながら、反対側に貼り付ける。
足とテープの隙間はこんなもので十分。
※お見苦しい写真ですがご容赦ください。
引っ張りすぎると歩きづらく、テープ周辺が痛くなるので軽く添える感じで。
反対側も同じ要領で。そして、貼る位置は画像のようなところに大体でで構いません。大胆に貼ってください。
最後にテープと皮膚を密着させて完了。
これだけでOK。
このまま、日中は過ごすのだが夜は必ず外した方が良い。
というのも、5~6時間このまま動かさないことになるので、朝起きた時に硬縮した感じになり痛みを覚えることがある。
これだけの事だが、何と1週間ほどたった時、いや4日くらいで振動での痛みが減ってきたように感じ、それこそ1週間後はほとんど痛みが消えたのだ。
若干、眉唾に感じるかもしれないが、何かの商材を販売するわけでもないので嘘、大げさは必要ない。まがいない事実である。
これは、人間が本来兼ね備えている自己再生力の強さで、ほんの少しサポートしてあげただけでアーチが元のさやに納まったのだと勝手に想像してみた。
そして、ほどなくしてランニングも再開できたのだ。
その後の経過
それでも時々、ランニング時に「なんか痛くなりそうだ」という違和感とともに、アーチが下がってきたのかな?という感覚を得る時がある。
そういう時は即テーピングをすることで大事には至らないが、履いているランニングシューズにも疑いを持った。
一応ニューバランスなのだが、確かスポーツ店のセールで2,980円で買ってきたものである。
そこで、もう少しまともなものにとミズノのランニングシューズに買い換えたのだ。するとどうだろう、クッション性や走りやすさが劇的に変わり、足底筋膜炎もその後1年に渡り10,000kmほど走ったが全く再発する気配がない。シューズでこれほど変わるのも驚きである。
今は、もう少しグレードアップさせアシックスGT2000を履いているが、これまた驚くことに足底筋膜炎どころか、度々発生していた膝や足首の痛みがほぼでなくなった。
ただし、ソールが厚くなったのとその分重量が増したのが災いしてるのか、どうにもスピードが乗らないというあらたな悩みは出てしまいましたが(笑)
まとめ
・クッション性のある革靴に履き替える
・簡単なテーピングを施す
・ランニングシューズを変える
と、こうしてみると大したことではない。が、長い間苦しんだだけあったので自分の中では大発見である。
しかし、喉元過ぎれば熱さ忘れるではないが、このところノーメンテで走りまくっているのであらためて警戒が必要だと思っている。
きっと、私と同じような暗闇に突入し悩んでる方もたくさんいるかと思います。
机上の空論ではなく、一応体験談なので少しでも参考になればうれしい限りです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。