ラン&筋トレ

ナイキ オデッセイ リアクト。自然とスピードが上がる爽快感

フルマラソン日本新の大迫傑選手を始め、2019年箱根駅伝では、23チーム230人の選手のうち、4割強の選手がナイキの厚底シューズを履くという一大ムーブメントとなっている。
かくいう私も、人気にあやかったわけではないが、厚底でできるだけ軽いシューズを求め、ナイキのオッデセイ リアクトに行きついた。早速、25㎞試走した感想をレポしたいと思います。

ランニングシューズ選び

へなちょこランナーなのに、いろんな痛みについては一端の経験をしてます。衝撃緩和のため普段は、厚底のアシックスGT-2000(片足335g)、スピードを出したいときはミズノのウエーブアミュレット(227g)と生意気に使い分けています。

さすがにGT-2000のクッション性は素晴らしく、足底筋膜炎、膝の痛み、踵の響きなど様々な障害から快方してくれた。
ところが、両足合わせて670gは、流石に重さを感じる。ピッチを上げ息が上がり始めると早々に心が折れてしまう。まあ、根性無しと言われればそれまでですが。

で、GTもそろそろヘタって来たので、何を買うかグズグズと悩み始めた。

  • ソールが厚くクッション性がある
  • できるだけ軽量
  • スピードも出しやすい

これが、今回の条件である。ミズノのウェーブライダーやアディゼロなどを候補に上げたが、結局、持った瞬間に軽さを感じたナイキの厚底シリーズに決定。

最初に考えたのは、もちろんブームに乗って「ズームフライ フライニット」。リアクトフォームと呼ばれる一体成型のソールにカーボンプレートが入っている。重さは、230gちょっと。
ところが、これ、価格が17,280円もする。へなちょこランナーの自分には不相応という事で却下。(結局、買ってしまいましたが)

ナイキ ズームフライ。心肺機能か追いつかない危険なシューズナイキ ズームフライ フライニット。今までに感じたことの無い位の反発性。これを味わったら、もう他のランニングシューズに戻れなくなってしまいます。...

次に選んだのは、もう少し安価な「エピック リアクト フライニット」(16,200円)。こちらは、リアクトフォームだがカーボンプレートは無しである。早速履いてみると、なんと親指の爪先がニット素材にあたり、何とも違和感。店員さんに「馴染めば大丈夫」と言われたものの馴染まない時の事ばかり想像し、爪が当たる所に穴が開くのではなどと全くもってくだらない妄想をしてしまいこちらもNG。

じゃあ、どうする?ということで、選んだのが「オッデセイリアクト」12,960円也。もちろんソールはリアクトフォーム。アッパーは、フライニットと呼ばれる糸を編み上げて作るナイキ独自のニット素材でなく、丸編みのジャガードメッシュである。
同じ28㎝を履いたがこちらは違和感なく、しっぽりフィット。という事で、購入決定。
ちなみに重さは、251g。ズームフライ フライニットほどではないが、軽いですね。。。

ちなみにソールの白い部分は発泡ウレタンのような柔らかさで、黒い部分は少し硬目になってます。

履き心地はいかに?

履いた瞬間なんだか緩さを感じるが、決してぶかぶかなわけでは無い。GT-2000は、バケットシートの車に座ったようなカッチっとした感覚だが、こちらは紐をぐっと絞めても遊びがある感じだ。

踵は、射出成型のTPU製ヒールクリップというもので、ホールド性を高めるようだが、そこまではホールド性も感じない。踵が左右に動く感じは否めない。
足先もシューズ内で指をグリグリ動かせる。

ところが、土踏まず全域とソールとの密着感がもの凄く高い。当然GT-2000やアミュレットも、ソールの土踏まず部は盛り上がり密着感はあるものの、何となく部分的という感覚だ。しかし、リアクトは土踏まず全体に「モリッ」と感があり、下から押し上げられる感じです。
歩いてみるとここを中心にホールドされている事がわかる。
アミュレットのように紐をしっかり結ぶことで全体的なフィット感が高まるというわけでもなく、なんとも新感覚である。

驚愕!GT-2000からウェーブアミュレットに履き替えての変化「同じ調子で走ってるのにキロ10秒から15秒早くなった!」 こんな話しあなたは信じますか? これ本当なのです。アシックスのGT-20...

走り心地はいかに?

足音を文字で例えるとこんな感じ。

GT-2000:「ダッ、ダッ、ダッ」
ウェーブアミュレット:「タッ、タッ、タッ」という乾いた感じの音
オッデセイリアクト:「ペッ、ペッ、ペッ」

リアクトは、着地時にやや粘り気を感じ、グリップする感触が強い。そして、この着地時の優しさには驚きました。
スッと衝撃を吸収します。しかし、決して柔らかすぎではないのです。
そして、そのあとがまた驚き。何がって、「ポン」と足が上がるのです。
ソフトなクッション性&反発の高さ。ソフトなのだが決して柔らかすぎなわけでもなく素晴らしいバランスである。
ちなみに先ほど履いた瞬間、緩さを感じると表現したが、直進時においてはシューズ内で脚がぶれることは全くない。

反発について言うと、きつくなってきた時「膝をあと1㎝上げよう」と思っても、シューズが重かったり反発が弱いと気持ちが早々に折れますが、リアクトは、脳に指令が行ったと同時に反発が追随してくれます。おかげで、いつもアップに6分弱/kmもかけてますが、同じ感覚なのに5分でした。

そして、徐々にペースアップ。シューズの軽さと反発のバランスが相当良い。一歩一歩が楽なのです。しかも、全くと言っても過言でないほど膝やら足裏が痛くなる気配がなく、極めて爽快です。
ちなみに、膝が上がる分、スピードも上がるのでLSDより少し早いペースが向いてそうです。

いつもの10㎞走は、「あと残り何キロ?」「もうやめようかな」「8㎞過ぎたし今日はもういいか」などネガティブになりますが、これは、10㎞に到達しても「あと1㎞」「いや2kmいけそうだ」と距離を伸ばせる。まさに走ることを楽しくめるシューズである。

  • 軽い
  • クッション性と反発のバランスが絶妙
  • 膝や足裏の違和感を全く感じない
  • 足裏の擦れもゼロ(豆が出来ないかも)
  • 紐に色気が全くない
  • 最初だけ着地時の粘り気が気になる(その分、減るのも早いのだろうか?)
  • 鋭角なコーナーでは、踵が動く

最初に気になったことだが、踵のホールド性がそれ程高くなくコーナリング時は、踵がシューズ内で動いている。グリップ力が高いだけに、特に下りでの鋭角なコーナリング時は、足首を捻らないかやや不安があります。

まとめ

トータル的には驚くほどグッドです。これを履いたら正直他には戻れない気がします。それくらい素晴らしい!
ここで、思ったのがカーボンプレートの入った「ズームフライ フライニット」。オデッセイリアクトでもこれほどの感動なので。。。
と思うと、もう少し奮発しておけばとチョット後悔。。。

しかし、このリアクト、店員さんによると800㎞くらいは持つそうです。と言っても、約半年程度の寿命ですね。へなちょこランナーはちょっと財布が痛いのも事実で悩ましいところ。

でも、間違いなく言えるのは、このリアクトシリーズ、走りたいという意欲が高まる素晴らしいシューズです!

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