最近一眼レフカメラを使い始めたが、さっぱり上達しません。仰々しくスピードライト(ストロボ)なども使ってみるのだが、室内での人物撮影などは暗く陰気な感じにまとまりさっぱりです。
そんな折、プロカメラマンの撮影に立ち会う機会があったのです。出来た写真も当然ながらレベルが1000段以上違います。
ふと、「この写真と同じ絞り(F値)やシャッタースピード、ISO感度に設定すれば俺にだって。。。」と思い、調べてみると、あるじゃないですか!
写真の撮影データExif(イグジフ)。
でも、これって使い方を間違えるというか、Exifの存在を知らないでいると身の毛もよだつくらい恐ろしいことにもなりそうです。
Exif(イグジフ)とは
Exifとは写真の撮影日時やカメラの機種名、絞りやシャッタースピード、ISO感度などのカメラの設定やその他もろもろの情報を含んだデータのことです。デジカメやスマホのカメラで撮影するとそれぞれの写真に自動的に付与されます。
そして、撮影した写真をPCに取り込めば誰でも簡単に見ることができます。
では、早速やってみましょう。
調べたい写真の上で右クリックし、「プロパティ」→「詳細」を押すだけです。こんな感じに表示されます。
撮影データが、ほぼ網羅されてます。これは便利です。
この設定を真似て撮影するのは、感覚を掴む意味でも上達への近道ではないかと私のカメラライフにも少しだけ光明が差してきた思いです。
ところが、下へ下へスクロールしていくと設定によってはゾッとするような情報が出て来るのです。
撮影場所の緯度・経度
いまやiPhone含めほとんどのスマホにはGPS機能が搭載されています。
iPhoneの場合(アンドロイドも同じだとは思うが)、「位置情報サービス」をオンにしているとExifに位置情報である緯度・経度、いわゆるジオタグというものが付与される。
「この写真の場所どこだっけ?」「この料理はどこの店?」という感じで使う人にとっては便利らしいが、私の場合は自分の目で見たものを優先的に記憶し写真はその記憶を補完するくらいにしか考えてないのでこの機能は不必要。敢えて位置情報は「オフ」にしている。
で、この数字の羅列が現在地をあからさまに差し示しているのです。ただし、これだけでは使いずらいのですが、実は、この数字を使い地図上に場所を指し示すフリーソフトは五万とあるようです。検索すればいくらでも出て来ます。でも、今回は敢えてそこはスルーしようと思います。
それにしても、知らず知らずに「オン」にしている人がいると思うとちょっと怖いですねー。特に女性。芸能人や著名人もそうです。
無邪気にブログなどに自宅で撮った写真をアップすると、あっという間に自宅住所が全世界に公開されてしまいます。
そんなことを言いながらも、私は以前このブログのドメインを取得する際大失敗をしています。知識が乏しいまま手続きを進めていたらメールアドレスが公開されてしまったのです。
そのおかげで、いまだに名指しで「ロゴマークを作らないかい?」などの英語メールが毎日何通も来てるのです。
防ぐ方法は簡単【iPhone編】
今すぐ設定ボタンから、「プライバシー」を押してください。
位置情報サービスを押しカメラの設定を見てみよう。
ここが、「このAppの使用中のみ許可」にチェックが付いてたら危険水域。すぐさま、「許可しない」にするのだ。
パソコンからも削除可能【Windows編】
プロパティの詳細画面の左下に「プロパティや個人情報を削除」がある。ここをクリック。
「このファイルから次のプロパティを削除」を選択し、消したいデータに✓を入れOKを押すだけです。
まとめ
心当たりのある人は今すぐ行動を起こしてください。
写真撮影の腕を上げるための参考としてExifを見る程度ならかわいいもんですが、ストーカーなどに利用されると目も当てられません。
便利な反面危険すぎます。知らぬ間に恐ろしいことにならぬよう自己防衛が大切です。私もワンタップ(クリック)する前に少し慎重になる意識を持とうと思います。
まさに諸刃の剣ですね。