ヘルスケア

玄米ご飯。週1~2回のプチデトックス。その効果はいかに?

子供のころ、体に良いからという理由で弁当に「玄米」が入っていた。

口当たりはバサバサし、何より茶色がかった色が幼心にも嫌で嫌でたまらなかった。
友達の真っ白な米が羨ましくて仕方がなかったのを今でも覚えている。

そんな玄米も今やダイエットや美容、健康に良い食品として注目を集めている。
私も大人になってから、母の「体に良い」という言葉が実感できるようになり、週1~2回は口にしている。
今回はその玄米の食べ方と実際に感じる効果についての話しである。

玄米とは

玄米とは、籾殻を取り除いただけの精米されていないお米のことだ。胚芽など栄養素がたっぷり残っており、白米よりも栄養価が高い

よくダイエット効果があるというが、実はカロリーだけで考えるとお茶碗一杯(160g)で265kcalと白米に比べると4kcal程度低いだけなのだ。

そして筋肉をつけたい人の必須品であるタンパク質。白米には若干勝ってるものの4.48gと豆腐1丁にも満たない。

ならば、なにが良いの?

● 便秘解消
● デトックス効果
● アンチエイジング
● ガン予防、ガン治療
● ダイエット効果  と巷では言われている。

まず、便秘解消に良いと言われる所以は、「食物繊維」が豊富で白米の5倍も含まれている。玄米1食分でキャベツ120gに相当するらしい。
食物繊維はおなかの調子を整えて便秘を解消するだけでなく、血糖値の急上昇を抑えたり、コレステロールの吸収を抑制する効果もある。

そして、玄米に含まれる「食物繊維」や「フィチン」という成分は体内の毒素を排出、いわゆるデトックス効果がある。
また、玄米に含まれているビタミンB群は、三大栄養素の代謝に関わるため、エネルギーの生成や成長促進、免疫力の向上などにも効果があると言われている。

それから、肌や筋肉、髪や爪など丈夫で健康なカラダをつくるのに大切なタンパク質、それと、白米の4倍もの量が含まれるビタミンB6は、新しい肌を作るためには不可欠な成分で、タンパク質や脂質の代謝にも関わる。
また、玄米のビタミンEは白米の12倍もあり、老化の原因である活性酸素を抑えるらしい。この辺りが、アンチエイジングといわれる所以である。

最近テレビなどで「食事は野菜から先に食べよう」というのをよく耳にする。
白米やおかずなどGI値の高いものを先に食べると血糖値が一気に上昇しインスリンが多く分泌される。
そして、血糖の調整が追いつかなくなって余った血糖(ブドウ糖)が脂肪として蓄えられる。
なので、野菜などを先に食べる意識をすることと、胃に野菜を入れることで糖分や脂肪分の吸収や血糖値の急上昇を防いでくれるようだ。
要は「ドカ食いするな!」ということである。

で、玄米はというと、GI値が低く食物繊維を豊富に含んでいるため、血糖値の上昇をゆるやかにしインスリンの大量分泌を抑えることが出来る。
野菜を先に食べずして同じような効果がある。つまり太りずらい食材ということだ。

 

GI値とは
グリセミック・インデックスの略で、血糖値上昇のスピードを数値化したもの。低いほど良いとされています。

 

なので、玄米のダイエット効果は、「痩せる」というより、「太らないようにする」というのが正解かもしれない。

一方で、玄米は消化に悪いだの不味いだの辛辣な批評もある。
私自身、さすがに大人になってから不味いという思いは無くなったが、炊くのにやや時間がかかったり、重たいイメージがあるのでわざわざ家では毎日食べようと思わない。

しかし、最近では美味しいレトルトも増えてきた。もっと身近になりコンビニなどで販売すれば変わるかもしれないが。。。

週1~2回のデトックス

最近、玄米を扱う店がだいぶ増えてきた。おむすび屋のチェーン店などでも、玄米のおにぎりを扱っている。私は、週に1~2回はここで昼食をとっている。
なぜか?というと、大した量を食べなくても満腹感を得れ腹持ちがいいのだ。

というのも、ほぼ毎日定食屋に行き必ず大盛ご飯を食べる。当然食後は、なかなかの満腹感だ。しかし、夕方にはお腹が空きコンビニなどでお菓子を買ってしまう。この悪のスパイラルを1週間のうち5日以上も続けるとなると、さすがにカロリーオーバーが気にかかる。
そんなわけで、中休みとして玄米食を取り入れてるのだ。

玄米の食事法とその効果

実際に玄米を食べる時はこんなもんだ。

これをじっくり噛んで食べる
若干行儀が悪いが、スマホを見ながら気付くとだいたい20分くらい経過している。1個につき10分もかかっている。
しかし、じっくり噛むことで甘みが出てくるのだ。また、唾液とともに噛み砕くことで負担が少なく消化できる。そう、重みをあまり感じないのだ。
周りの席でも玄米おにぎりを食べてる人を見かけるが、こんな変わり者のような食べ方をしてる人は皆無だ。

実際に噛んでる回数はわからないが、食後はあごに若干の痛みを感じるくらいなので50回は超えてると思う。
でも、この食べ方で満腹感は十分感じられる。かつ、夕方過ぎてもつまみ食いをする気持ちにはならないのだ。

そして、なにより翌朝快便が待っている
基本的に1日2回の便秘知らずだが、1回あたりのすっきり感が違うのだ。スルッといく(きたない話でスミマセン)
こんな効果は、間違いなく体験できる。

健康づくりの一環として試してみてはいかがでしょうか。

しかし、こんな食べ方ができるのはおにぎりだからだろう。
食べやすいように、カレーやチャーハンにするといつもの飲み物的な食べ方をしてしまい効果が出なそうである。

こちらも読まれてます