キャンプ

大房岬キャンプ場。混雑期にいい場所を確保するために読んでおくこと

「大房岬」と書いて「たいぶさみさき」と読む。

ここは、千葉県の館山にある県立公園だ。ちょうど東京湾への入り口付近に位置し戦時中は、日本の防衛の砦として使用されていた。
今でも要塞や砲台、弾薬庫が残されており歴史を顧みながら公園内の森に足を踏み入れるとただならぬ重みを感じるのだ。

さて、この大房岬自然公園だが、ホテルと合宿など?で利用できるような「自然の家」という施設のほか、今回紹介するキャンプ場が2か所設置されている。

このキャンプ場は、駐車場からサイトまでリヤカーで荷物を運ぶという昔ながらのスタイルだが、1張り620円と格安のためとても人気がある。
私たちは、2ルームのテントのため2張り分の料金がかかるが、それでも1,240円と十分安い。


で、このキャンプ場だが予約の際に第1キャンプ場か第2キャンプ場のどちらかを選ぶのだ。
しかし、区画は決まっておらずフリーサイトのため、当日の早いもの順となる。

そこで、今回は初めて利用するかた向けに、混雑期に滞りなく良い場所を確保するためのコツをお伝えしよう。

キャンプは、最初が肝心。家族の前でいきなり右往左往してはかっこ悪いですよね。
でも、これさえ読めばそんな心配は無用。みんなにスマートなところを見せつけてください!

それぞれのキャンプ場の特徴

まずは、公園の全体像を把握が必要だ。赤丸で囲んであるところは、この話のキーとなるポイントなので覚えておいてほしい。

最初にアクセスするのは、画面右側のインフォメーションセンター(画像では、レストハウスとなってるが)、次に中央やや左のビジターセンター(画像ではビジター)、そしてキャンプ場という流れになる。

では、それぞれのキャンプ場についてだが、

第1キャンプ場

・木々に囲まれ、敷地も第2に比べるとゆったりしている。

・ビジターセンターから見ると低い場所に位置している。そのため、リヤカー移動が行きは下り、帰りは上りとなり少々きつい。(距離は160mほど)

・トイレは奇麗だが、高台に位置しており、行くたびに階段を上る必要がある。夜や雨天時は面倒。

・流し台は、オープンタイプ。

第2キャンプ場

・ビジターセンターから180mほどだが、ほぼほぼフラットのためリヤカー移動が楽。

・トイレ、流し場が近い。

・敷地が狭く閉塞感がある。また、フラット部分の面積も少ないためテント同士がかなり隣接する。

・流し場が、小屋の中のため季節によっては、Gの巣窟となる。

と、こんな感じだが私の場合、トイレが遠かったりリヤカー移動が大変でも、広々とした第1キャンプ場の方が好きである。

キャンプ場の場所確保までの流れ

まずは「インフォメーションセンター」で受付。
その後「ビジターセンター」まで車で移動する。距離にして約700m、時間にして2~3分である。
そして、「ビジターセンター」駐車場に到着後荷物をリヤカーに積み替えキャンプ場へ向かう。キャンプ場到着後は即荷物を降ろし、どなたか1人が車を最初の「インフォメーションセンター」の駐車場まで戻すという作業が発生する。そこからは徒歩でキャンプ場まで戻るという流れだ。

大事なポイント!

受付は当日の朝9時から。場所は「インフォメーションセンター」だ。ただし、受付をしたからといってすぐにキャンプ場に入れるわけではない。9時は、あくまでも受付だけで、入場できるの13時からとなる。

で、その受付だが、この段階では「ビジターセンター」の駐車場に車を乗り入れるための順番が決められるのだ。順番は受付順なので混雑期は9時前からリピーターが建物入口に列をなしている。

というのも、「インフォメーションセンター」から「ビジターセンター」までは、車が1台しか通れない林道を走る(約2~3分)。そのため、上位何台かがまず搬入し終了後次のグループが搬入するという流れ作業になるのだ。なので、最悪でも最初の搬入グループには入る必要があるというわけだ。

当然ながら、入る順番は受付順のため、この9時の受付が大きなポイントとなる。

また、9時から13時までぽっかり空くので、テントサイトの下見や買い出し、釣りなどで時間をつぶす必要がある。

焦らず、すんなり行動するためにこの絵を叩き込もう

まずは、高速を降りてからだが、館山道終点の「富浦」を降りすぐに右折。ほどなくして左手に「道の駅 とみうら」が出てくる。

そのまま直進し、どん突きを左折。160mほど走ったところで右折になるが、「おさかな倶楽部」ののぼり旗が目印だ。

ここから2㎞ほど走るのだが、後半は上り坂となる。長い右コーナーの先に「インフォメーションセンター」の入口がポッと登場するので見落とさないでほしい。

 

これが、9時の受付キャンプ場宿泊時の車の駐車場所となる「インフォメーションセンター」だ。混雑期は、この扉の前に9時前から椅子などを置き、ちらほらと列をなしている。

そして、13時には再度この場所に舞い戻る。建物の前付近で待機OKなので、待ってるとおばさんが受付順に通行証を持ってきてくれる。

 

受け取った通行証をダッシュボードに掲げ、移動開始だ。まずは通りを出て左折。

 

そして、50mほど進んだら右の鬱蒼とした道に入る。ここが結構不安なポイントなので画像をしっかり頭に入れておいてほしい。ここからハザードを点灯させるルールだ。

 

しばらく、進むと一歩通行マークが出てくるが迷わず直進だ!

ちなみに、駐車場から徒歩でキャンプ場に向かう際は、左折すると近道となる。それも覚えておこう。

 

木々で鬱蒼とした道なので不安になるが、道なりに進む。途中で二またになったりするが迷わず左方向へ。

最後、やや長めの下り坂のあとにようやく「ビジターセンター」の駐車場が開けてくる。ここまで来ればスタッフの方々が止める位置を案内してくれる。

 

これが噂のリヤカー。

 

そして荷物を載せてえっちらおっちら進むわけだが、進んですぐに分かれ道となるので第1は右に第2は左に進んでほしい。

ここまで来ればあとは、良い場所を確保してテントを設置するだけとなる。ちなみに、13時前にシートを置くなどの場所取りはNGです。スタッフさんがしっかりチェックしてるようです。

さあ、この流れさえ掴んでおけばスムーズに場所確保まで進めることができるはずです。
それでは、大房岬でのキャンプを存分に楽しんできてください。

ちなみにテントを張るのにおすすめな場所は?

私見で恐縮ですが、第1キャンプ場は、

この丸印の奥の方がおすすめ。というのも、日当たりがよく春秋は撤収時ちょうどいい塩梅に湿ったテントが乾く。そしてまわりに木が2~3本あるのでハンモックやロープが掛けられるのだ。

 

第2キャンプ場は、入ってすぐ右。こちらも日当たりが良く、また人の通りが少なく、そしてフラットなところですかね。

という感じで、場所確保までを長々書いてしまったが、これを見て少しでも役立てばいいなと思ってます。

 

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