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コロナ対流型石油ストーブSL-111。気になる灯油必要量と輸送方法

10年くらい前、自宅用で購入した対流型の石油ストーブ。いわゆる「だるま式ストーブ」ですが、いかんせんタンク容量が6リットルしかなく、連続燃焼は約11時間。灯油の補充を2日に一度はせねばならず面倒すぎてあっという間にお蔵入りしたものがあった。
ヤフオクへの出品も考えたが輸送の手間も面倒でグダグダになっていたところ、ここにきてキャンプ使いということで、再び脚光を浴びることに。そして今回10年ぶりに日の目をみました。
と、ここで気になるのが灯油の必要量と輸送方法。
今回は決しておすすめは出来ませんが参考例ということで我が家の経験談をまとめました。

対流式ストーブとは?

ストーブの中心に火を燃やす芯があり、ストーブの周りすべてに熱が伝わるようになっている円筒状のストーブです。
対流型というのは暖かくなった空気は上昇し冷たい空気は下降する対流の原理を利用し、降りてきた冷たい空気をストーブの周りで温め上昇させ、再び下降してきた冷たい空気をまた暖めるというサイクルを生み出すものです。
こうすることで、比較的早く暖まり、かつ、効率よく部屋全体が暖まるのです。

2泊3日のキャンプ。灯油の必要量は?

今回のキャンプ場は、千葉県の南房総。なので、正月時期でも比較的暖かい地域ではあります。
設営したテントは、コールマンの「ラウンドスクリーン2ルームハウス」。
このリビング部にストーブを置き日没から就寝までと日の出から朝食後まで、部屋内を暖めようという算段です。

このSL-111(既に廃番で、後継機はSL-5117という品番)、タンク容量は6リットルで連続燃焼時間は約11時間というスペックです。

となると悩ましいのが予備で持ってく灯油の量。1泊あたり約10時間使用を仮定すると12リットルは必要そうです。

幸か不幸かラゲッジルームはぎゅうぎゅう詰めなので、車が横転するか片輪走行でもしない限りストーブが倒れる心配はないということで、本体には最初から満タン弱の灯油を入れ、臭い対策も兼ね100均で買った「布団圧縮袋」の大袋にストーブを入れ密閉しました。

30プリウスでキャンプは大変。荷室の寸法はたったこれだけ、、、今まで大きめの車を乗り継いできたのに、過去最少になった今、まさかのキャンプにはまり、しかも秋冬キャンプの楽しさも知ってしまった。増えゆく...

そして、予備灯油。いろんな灯油携行缶を見て回ったのですが、ラゲッジルームの隙間に詰め込めるものがなかなか見つからない。そんな時ホームセンターの塗料売り場でこんなタンクを見つけました。


塗料保存用の「角ビン」というらしいのですが4リットルタンクで値段は298円。「硬質ポリエチレン」ということで灯油でも溶けないと店員さんに教わりました。
これを2箱買い、本体と合わせると計14リットルの灯油を持ってくことに決定しました。

実際に使ってみて

基本的に木造住宅の場合13畳まで対応できるスペックなので、テント程度ですと余裕のパワー。暑いくらいなので、できるだけ弱火弱火に調整するほどです。

そして、初日の16:00~22:00の6時間と翌朝6:30~9:30の3時間、計9時間使ったところでメモリ残は4分の1程度になったのでここで給油。4リットル追加しました。

そして、翌日同じくらいの使用頻度でメモリの残は3分の2を示してました。


ちなみに余談ですが、リビング内でストーブ、2マントルランタン、コンロ(シングル)を同時に使った際、一酸化炭素センサーは9ppmを示しました。しかし、それ以外は0~3ppmの間でした。

まとめ

燃料満タンで本体重量が12㎏弱あるので持ち運びは面倒ですが、一旦設置して火をつければ快適なまでの暖かさを得れます。

実際に、使った灯油の量は9リットル弱でしょうか。
燃費を計算するとカタログ上では1リットル当たり約1.8時間燃焼しますが、実際には弱火だっだというのもあって2.1時間でした。なので予備は角ビン1本で十分でした。

だいぶ使い勝手がわかったので、今後この対流型ストーブはばっちり活躍してくれそうです。

ただし、これはあくまでも我が家でのやり方であり、決しておすすめできるものではありません。実践される場合は、自己責任にてお願いいたします。

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