キャンプ

冬のファミリーキャンプにおすすめ。暖かい南房総、オレンジ村オートキャンプ場

千葉県の房総半島南方に位置する南房総市は冬でもそれほど寒くない地域です。

そんな南房総市の千倉町にある「オレンジ村オートキャンプ場」。
ここは、山あいにあるミカン畑やレモン畑に囲まれたその名の通りオレンジ色に囲まれたキャンプ場。
のんびりとした空気が流れ、冬でもぽかぽか陽気。冬キャンプにはおすすめのスポットです。

オレンジ村オートキャンプ場

房総半島を南下しサーフポイントである「千歳」のちょい先の山の中にオレンジ村ACは位置します。
運営はミカン農園のオーナーさんでしょうか?
今まではオーナーのおじいさん(今でもご健在です!)が中心となって切り盛りしていたようですが、今は孫娘さんが引き継がれたようです。と、ここまでは風の便りで伝わってきました。

壮大なミカン畑

キャンプ場の全貌

写真を撮るのを何故か毎回忘れてしまうので、航空写真で全様をご紹介します。


公道から右折し(画像左下)ガタガタ道の急坂を上っていくと右手に管理棟が現れます。
そのまま坂道を進んだ左手が三段の棚になっておりサイトが現れます。そして、②の棚の先に炊事場と薪置き場があり、その先に進むと広めのサイトが広がります。

もう一つ、棚の方に曲がらず直進し、一本道をうねうね進むと右下に「ミニキャンプ場」が見え、そのまま突き進むと奥座敷ならぬ広めのサイトが現れます。

それぞれ区画は番号で区切られてるいるのですが、どこが電源サイトなのかはいまだに謎です。そばに、コンセントがあるわけでなく長尺のケーブルをどこからともなくスタッフさんが伸ばしてきてくれるのです。

公道を右折した上り坂の途中にもサイトがあり全て合わせると7か所あるようです。

初めて行った際は

基本的に全ての道が車一台分です。なので車同士のすれ違いは一苦労。
まず、最初の「おおっ!?」は管理棟まで急坂のガタガタ道で上るほど細くなっていくところです。
そして、2回目の「おおっ!?」。ミカン狩りのシーズンは結構、人が歩いているのです。「こりゃどうしたらいいんだ?」と思ってしまいます。

そんな時のためこれを覚えておいてください。

 

① 管理棟を見つけたら、その奥に10台くらい停めれる駐車場があるので突き進む(青矢印方向)。
② 車を停めたら管理棟で受付と支払いをする。赤丸の入口から入ります。
③ 受付後、再び車に乗りサイトに移動
④ サイトは赤矢印方向になりますが、ここで、切り返すのは至難の業。30メートルほど下ると左手にも駐車場があるのでここで方向転換をするのがスマート。

車高の低い車で①か③の棚に行く場合、お腹をするかもしれないので同乗者は降りてもらった方が良いですね(笑)

オレンジ村のおすすめポイント

おすすめのサイト位置

とにもかくにも三段の棚が良いですね。南西に面しているので天気のいい日はさんさんと陽が降り注ぎます。

また、北側が山に覆われているので寒い北風をシャットアウトしてくれます。
そしてなにより遠くに海が見える絶景ポイントでもあります。(奥のサイトは、広いですが絶景とは無縁です)

そして、その棚の中でも特に③が一番いいかもしれません。
というのも①はすぐ下が公園でブランコがあるので、子供たちが集まり四六時中賑やかすぎ、②は奥のサイトおよび炊事場への通り道のため車通りや人通りが激しいです。特に乾燥してる時期は、下が土なので運転の仕方によっては砂埃が舞い上がります。
で、③ですが、ここはそこの住民しかいないので人や車の往来がなく落ち着くのです。

サイトから見えた初日の出

薪が無料!

近所の製材所が切れ端を持ってきてくれるそうです。
しかし、短いものでも1メートル以上はあるのでノコギリでのカットが必須です。管理棟でノコを貸してはくれますが、よく切れるやつを持参した方が無難です。
木の名前を聞いたもののあまり耳にしない名前で度忘れしましたがとにかく硬いのです。強者は丸のこ持参で来るくらいです。
でも、焚きつけようの用の小割から太割まであらゆる種類があるのはありがたい限りです。

チェックイン9時、チェックアウト14時

のんびりでゆったり感を感じるのはこれだからでしょうか。
さすがに連休は11時がチェックアウトになるのですが、それ以外の日だとゆとりがありすぎます。
ただし、注意点としては早く着すぎると前客がまだいたりするので、その辺のさじ加減は難しいところです。

スタッフさんが皆おおらか

管理棟でミカンやレモンを売っているおばさまや誘導してくれる方、正直どの方がスタッフなのかよくわからないところはありますが、皆さん本当におおらか。
そして、夕食時にサバの文化干しやしめサバなどの差し入れを配ってくれるのです。毎回頂いているので恐らく毎日差し入れてると思われます。

大晦日は餅つきがありお餅がふるまわれました。

 

イベントや薪、差し入れ含め何だか地域ぐるみでこの農園&キャンプ場を支えて運営してるような気がします。頭が上がらない思いです。

公式ページ

まとめ

他にも温水シャワーが無料だったり、トイレはきれいだったり、ゴミも分別して捨てる場所がきちんとあるなどおすすめポイントは山ほどあります。
でも、やっぱりこのゆったり流れている空気感が最高です。
通年営業ですが、特に冬は一押しですね。
われわれ利用する側もスタッフさんのこのおおらかな空気に甘えず、常識を持ち周りへの配慮を忘れずに使わせていただく必要がありますね。

 

最後まで読んでいただき有難うございました。

こちらも読まれてます