キャンプ

秋田名物いぶりがっこ。手作りの段ボール燻製器で作ってみた

いぶりがっこ。耳にしたことはあったが何のことやらさっぱりわからなかった。ところが最近テレビで秋田出身のタレントが紹介してるのをみて物凄く興味が湧いた。
「いぶりがっこ」+「クリームチーズ」。これは最高の酒のつまみだ。これが私の胸にグサッと突き刺さったです。

いぶりがっこ

「いぶりがっこ」とは、漬物として使う干し大根が凍ってしまうのを防ぐために、大根を囲炉裏の上に吊るして燻し、米ぬかで漬け込んだ雪国秋田の伝統的な漬物です。秋田の方言で漬物のことを「がっこ」と呼ぶことからその名がつけられました。

引用 奥州食品

近所のスーパーをのぞいたらなんと普通に並んでるんですね。
早速、購入しkiriのクリームチーズと合わせてみたら実に美味。

まず、まったりとしたチーズにいぶりがっこのポリポリとした食感が何とも心地いい。そして、鼻を抜ける燻製の香りといぶりがっこの塩気でチーズに深みが増す。そこに赤ワインを流し込むと何ともいえない味わいとなる。
思いもかけない組み合わせだがなかなかの感動である。
ということで、早速キャンプで作ってみることにした。

いぶりがっこの作り方

1.まずは、たくあん選び。添加物が入っておらずなるべく自然に近いものが良いとのことで都内のスーパーをのぞくと何個か発見。しかし、意外にも高い。
そこで今回は山梨方面のキャンプということで現地調達を選択。ところがだ。何件か回ったのだが意外にも添加物豊富な毒々しいものしか売っておらず出鼻を挫く形になってしまった。とりあえず、中でも自然な色に近いものを1本ゲットした。

2.良いのか悪いのか表面を水で流しペーパータオルで水分を丹念にふきふき。それから、風通しの良いところで天日干しすること約2時間。


3.程よく乾燥したところで段ボールの手作り燻製器に投入。いろいろあって約5時間燻しました。

燻製を侮るなかれ。手作り段ボール燻製器で燻製作りに挑戦したが、、、今回のキャンプで初めて燻製に挑戦しました。 本格的にはまる前に、燻製器を段ボールで作り、様子見的にやってみたのですが、、、 材料は ...

4.出来上がったら1日くらい寝かせ熟成させた方が深みが増すとのことなので帰宅してからの楽しみに。

自家製いぶりがっこを食す

ここで訂正です。
「いぶりがっこ」の場合、正式には大根を燻った後に漬け込むようで、私がやったのは逆ですね。大変失礼しました。なので、「いぶりがっこ」あらため「いぶりがっこもどき」でした。


そんなことを考えながら早速試食。やや色黒です。燻しすぎでしょうか。

定番のクリームチーズと合わせてみました。水気がほぼ無い感じで、燻製の香りにも品がない。そして、塩気が強くチーズとのバランスが今一つ悪い。それに、酸味も強く感じる。

しかしだ。
赤ワインとの相性がものすごく良いのだ。言い方を変えるとこのちぐはぐ感をワインがきちんとまとめてくれたという感じである。
これまた感動に値する。まさに「いぶりがっこもどき」です。
燻製自体今回が初めての挑戦で他にもいくつかの素材を燻したが、これが一番の成功でした。
まだまだ、改善の余地も多々あり奥が深そうなこの「いぶりがっこもどき」。
しばらくはまりそうです。

ちなみに、竹輪の燻製は二度とやらないと思います。

アウトドア&フィッシング ナチュラム
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