キャンプ

ビクトリノックス似のウェンガー。こんなマルチ多機能ツールは便利なのだろうか

なんだか面白い多機能ツールを発見した。
なんと「87」のツールを身につけ、どんな作業でも完了させる事ができるアイテムらしい。
面白いのでちょっと調べてみました。

ビクトリノックス多機能マルチツール

ふつうマルチツールというとビクトリノックス(Victorinox)のこういったものを想像します。

私も先日「ハントマン」を購入しキャンプで愛用している。たったの15ツールだが大活躍してくれてます。

VICTORINOX(ビクトリノックス)。キャンプメインで使うマルチツール。選ぶならどれ?娘のリクエストで始まった我が家のキャンプ。行けば行くほどはまってきた。 そうなると、「とりあえず買った」ものから「もっといいものを」と...

ウェンガー16999スイス軍ナイフジャイアント(Wenger 16999 Swiss Army Knife Giant)


しかしこれは「15」どころではない。「87」のツールを持ち、141通りの使い方ができるそうです。

Details
【Item Weight】7pounds
【Product Dimensions】11.8 x 10.8 x 4.3 inches

ということは、重さがなんと約3kg、大きさが30㎝×27cm×11㎝もある。
重量コンクリートブロックの大きさと重さくらいでしょうか。
値段は$ 9,999.99だから、うーん約120万円くらいですね。Amazonで販売されてます。

 

それにしても、見た目はVICTORINOX(ビクトリノックス)にそっくりな気がします。

ウェンガー社とは?

調べてみると実はスイスを代表するアーミーナイフには、「ビクトリノックス」と「ウェンガー」の2つがあるらしい。というより正確にはあったようだ。

両者とも刃物商だったが1891年、ビクトリノックスの創始者カール・エルゼナーがスイス軍への納品をきっかけにアーミーナイフ市場を築いたのだが、それから数年後の1901年にウェンガーもアーミーナイフ市場に参入したようだ。
外観だけでなくブランドマークもスイス国旗の十字をお互い使い(デザインは微妙に違うが)かなり類似している。

ところが2013年1月30日、ビクトリノックスがウェンガーの「ナイフ部門」を自社のブランドに統合、いわゆる買収をし、一世紀以上にわたる両ブランドの併存時代は終わり、スイスアーミーナイフといえば、ビクトリノックスのみになったようだ。

地元紙「ル・タン」によれば、ビクトリノックスは「よりハイテク志向」で、ウェンガーは「より機械志向」と評価されている。

それでは、搭載ツールとAmazonの「カスタマーQ&A」のやり取りが結構笑えるのでいくつか見てみましょう。

搭載ツール

・2.5インチ60%鋸歯状ロックブレード
・爪やすり
・ネイルクリーナー
・コルクスクリュー
・ワイヤークリンパーとカッターを備えた調整可能なプライヤー
・リムーバブルドライバービットアダプタ
・公式ワールドスカウトナイフのための2.5インチブレード
・ワイヤーカッターを用いたスプリング式ロック式針先ペンチ
・取り外し可能なねじ込み式ビットホルダ
・プラスドライバービット0
・プラスドライバービット1
・プラスドライバーのビット2
・フラットヘッドドライバビット0.5mm x 3.5mm
・フラットヘッドドライバビット0.6mm x 4.0mm
・フラットヘッドドライバビット1.0mm x 6.5mm
・磁化凹状ビットホルダー
・ルーラー付きのダブルカット木製鋸
・チェーンリベットセッター
・リムーバブル5mm
・六角レンチ
・スロット付きおよびプラスねじのドライバー
・スポークを調整するための取り外し可能なツール
・ナット用10mm六角キー
・取り外し可能な4mm湾曲アレンレンチ(プラスドライバー付き)
・特許取得のロックドライバー
・ユニバーサルレンチ
・鋸歯状のセルフシャープニングデザインの2.4インチスプリングレスはさみ
・1.65インチクリップポイントユーティリティブレード
・プラスドライバー
・2.5インチクリップポイントブレード
・クラブフェイスクリーナー
・2.4インチ丸チップブレード
・特許取得のロックドライバー
・キャップリフター
・缶切り
・靴スパイクレンチ
・ディボット修復ツール
・4mmアレンレンチ
・2.5インチブレード
・精密ドライバー付きファインメタルファイル
・ルーラー付きのダブルカット木製鋸
・ダブルホーニングエッジ付きのCuppedシガーカッター
・12/20ゲージチョークチューブツール
・ウォッチバックバックツール
・スナップシャックル
・ミネラルクリスタルルーペ
・コンパス
・直線エッジ、定規(インチ/ cm)
・伸縮式ポインタ
・フィッシュスケーラー
・フック・ディス・グーガー
・ラインガイド
・Shortixラボラトリーキー
・マイクロツールホルダー
・マイクロツールアダプタ
・マイクロスクレーパー、ストレート
・マイクロスクレーパー、湾曲
・300フィートの範囲のレーザーポインター
・メタルファイル
・メタルソー
・懐中電灯
・マイクロツールホルダー
・プラスドライバ1.5mm
・スクリュードライバ1.2mm
・スクリュードライバ.8mm
・腕時計のスプリングバー用の細かいフォーク
・リーマー
・ピンパンチ1.2mm
・ピンチピン0.8mm
・ラウンドニードルファイル
・拡張可能なレセプタクルを備えた取り外し可能な工具ホルダ
・取り外し可能なツールホルダー
・ガンサイト用の特殊な自動センタリング用ドライバー
・フラットプラスドライバ
・チゼルポイントリーマ
・ミネラルクリスタルルーペ
・小規模定規
・拡張ツール
・スイングローディングフラットノーズニードルノーズプライヤー
・リムーバブルドライバービットホルダー
・プラスドライバーのビット0
・プラスドライバーのビット1
・プラスドライバーのビット2
・フラットヘッドドライバビット0.5mm x 3.5mm
・フラットヘッドドライバビット0.6mm x 4.0mm
・フラットヘッドドライバビット1.0mm x 6.5mm
・磁化凹状ビットホルダー
・タイヤトレッドゲージ
・光ファイバー工具ホルダー
・缶切り
・特許取得のロックドライバー
・キャップリフター
・ワイヤーストリッパー
・リーマー
・オール
・爪楊枝
・ピンセット
・キーホルダー

もうお腹いっぱいです。

Amazon「カスタマーQ&A」

質問:ナイフを閉じた状態の写真を見ることができますか?
回答:いいえ。残念ながら、ナイフを閉じると、1つの場所に大量の質量が流れ、小さなブラックホールが形成されます。これは保証の対象外です。

 

質問:これらのナイフの1つをボーイスカウトに渡したら、彼は横にひっくり返るでしょうか?
回答: 彼がキックスタンドを手に入れたら、すぐにはたおれません。

 

質問:これは本当に$ 9,999ですか?これは冗談ですか?
回答: 冗談抜き。Amazonの価格は非常に低く、私はそれも誤植であると思っていました。

 

質問:缶切りはなぜ2回列挙されますか?2つの異なるものがあるのですか?
回答: 1つのオープナーは通常の缶用です。もう一つは、工業用スチールドラム缶用です。

 

質問:それを高級レストランに持っていくとき、プレートのどちら側に置く必要がありますか?
回答:どちらも!マニュアルの257ページには、ナイフ、フォーク、スプーンアクセサリーがそれぞれ90度に開いた状態で、ナイフをプレートの真上に置くためにどのように三脚付属品が使用されるのかを示す図が表示されます。

 

と、こんな具合に真面目なのかふざけてるのか、かなりのユーモアがありクスッと笑っちゃいます。

まとめ

これは便利というより間違いなく不便です。工具箱を持ち歩いた方がぜんぜんいいですね。
まあ、実際ウェンガー社も実用化を狙ったわけでなくアイコン的なアイテムとして作ったようなので、宣伝効果としては十分なインパクトです。さすがやることが半端ないですね。

 

 

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