面倒だなと思いつつもワイシャツはクリーニングに出さず、週末にまとめて自分でアイロンがけをする習慣になりかれこれうん十年が経ちました。どうもクリーニングのパリッとした感触が苦手なんです。
ところが、家での洗濯の場合、洗濯後皺だらけになることが多々あります。そうなると、アイロン掛けも、シワ伸ばしに余計な時間がかかり生地も傷むだろうとのことで、アイロンがけの時間短縮を図るべく今回は、出来るだけシワにならない洗濯術を試してみました。
洗濯機から出したらシワだらけ、、、
いつもワイシャツは綿100%を着てます。基本的には同じメーカーの物を愛用してますが、糸の太さや織柄によっては鬼のようにシワが付く物もあります。
見てください、こんな感じです。
「しわっしわっ」です、、、
滅入ります、、、
こうなると、水やシワ取りスプレーを吹きかけてもなかなかシワがのびません。時間もかかるし生地も傷むし良いこと無しです。
シワを付けない洗濯術
ワイシャツのみを洗うなら様々な方法があるようですが、家事となるとそうはいきません。他の物とごった煮で洗うのが普通。今回は、通常の洗濯の流れでちょこっとだけ気を使えば良いだけの方法なので皆さん試しやすいと思います。
1.裏返してたたむ
まずは、ワイシャツを裏返し、たたみます。
これでも、丁寧にたたんだつもりですが、悲しくなるくらいしわっしわっですね。
洗濯中にしわができる原因は、水で膨らんだ繊維の分子が衣服同士でぶつかることで破壊されしわが作られるようです。なので、出来るだけ表地でのぶつかりを避ける意味があるようですが、私は今ひとつ理屈を理解できてない感じです。
2.洗濯ネットに入れて選択開始
上記の理屈同様、生地同士のぶつかりを避けるため洗濯ネットに入れます。
あとは、他の物と一緒に普通に洗濯を始めるだけです。
3.脱水がポイント
「洗い」→「脱水」→「すすぎ」→「脱水」→「すすぎ」→「脱水」となるのが通常の流れですが、最後の脱水が最重要ポイントです。
脱水し始めて、しっかり中身に遠心力が掛かったら、約15秒後に一旦脱水を止め、ワイシャツだけを取り出します。
持ってみると水分で少し重みを感じるくらいが理想です。
ただし、水がポタポタたれるくらいだと拭き取りなどの余計な手間も増えるし、乾きも悪いのでNGです。
4.ハンガーにかけ干す
ハンガーに掛けたら、縦・横に生地を伸ばすようにパンパンと軽く引っ張ります。
そして、自然乾燥。
これが乾燥後の写真ですが、「それほどでもないじゃん」って感じですよね。
では、アイロンを掛けてみます。
アイロンを掛けてびっくり
水やしわ取りスプレーをしなくても、なんとアイロン1往復程度でスーッとシワが伸びます。心なしか、アイロンの滑り具合も滑らか。
今まで、何往復もさせたり、ぐりぐり圧力を掛けたりしましたが全くその必要はありません。この程度までは、あっという間にできました。
まとめ
綿素材で頑固なシワが発生する織柄でも、脱水を途中で切り上げ水分を多めに含ませたまま干すことでかなりシワが減ります。
湿った状態で干すことで、その重みもしわ伸ばしには効果があるんでしょうね。
しかし、ワイシャツを裏返しにたたみ、洗濯ネットに入れ、脱水を早々に切り上げるという3つの簡単な事をちょこちょこっとやるだけでアイロン時間を短縮できるなら、やってみる価値はありますね。
夏場のアイロンは、大変ですから・・・