ヘルスケア

フリースの静電気。少しでも抑えるための簡単な方法

寒い冬には暖かいフリースが重宝します。ところが、このフリースから発生する静電気に悩まされてる人は、相当多いのではないでしょうか。
今回は、無害で無臭な安心、安全な静電気防止剤の作り方をご紹介します。

静電気の防止策

いろいろな記事を読みましたが、静電気発生の理屈には、どうもピンと来ません。とにかく、あの「バチッ」や「パチパチ」という音に嫌悪感があり過ぎ、理屈を学ぼうどころではないのです。
そんな訳で、「なぜ、静電気は。。。」は割愛させて頂き、まずは、静電気を防止するための対策を4つご紹介します。

➀市販の静電気防止スプレーを使う

まず、最初に思い浮かぶのは、ライオンの「エレガード」。成分に「界面活性剤」が含まれています。この界面活性剤、静電気をたまりにくくしたり、摩擦を軽減する作用があります。

➁洗濯時は柔軟剤を使う

柔軟剤も同じように界面活性剤が含まれています
実際にやってみると、完璧では無いですが、かなり軽減できることが実感できます。

➂湿らせた状態で着る

理に適ってますが現実的では無いですね。実は、この方法、布団干しの時などに役立ちます。化繊系の布団を扱うと窓枠やバルコニーの柵に体が触れるたび、「バチッ」と来ませんか?
手を水で軽く湿らせた状態で作業するとあの「バチッ」が防げるのです。

➃グリセリンスプレーを使う

先程ご紹介した界面活性剤ですが、実は、自然界に存在する「天然界面活性剤」と石油などの原料で人工的に作られた「合成界面活性剤」があります。
後者の「合成界面活性剤」の中には、毒性の低いものから、発がん性や環境ホルモンに影響を及ぼす可能性のあるとされるものまで様々あるようです。そのようなことが気になる方には、グリセリンがおすすめです。

グリセリンは、界面活性剤と同じような働きをします。ちょっと前置きが長くなりましたが、今回はこのグリセリンを使った「グリセリンスプレー」をご紹介します。無害で無臭な優れものです。

グリセリンとは

私の場合、ニトログリセリンという爆薬を思い浮かべてしまいますが、まさに、薬用、爆薬用、機械の潤滑油用に用いられるようです。

ウィキペディアによると

3価のアルコールである。食品添加物として、甘味料、保存料、保湿剤、増粘安定剤などの用途がある。虫歯の原因となりにくい。医薬品や化粧品には、保湿剤・潤滑剤として使われている。

となっています。

グリセリンスプレーの作り方

用意するものは、

  1. 水 100cc
  2. グリセリン 5cc(小さじ一杯弱)
  3. スプレーボトル

石油系で作られている「合成グリセリン」はやめてくださいね。「植物由来」をわざわざ謳っている商品もあるので、これらが無難です。

水は、水道水で構いません。

これをよく振り、混ぜ合わせてからフリースにスプレーします。シミになることは滅多にないと思いますが、念のため目立たないところでテストはしてください。
表裏満遍なくスプレ出来ればOKです。

自家製化粧水

ちなみに、同じ方法で化粧水も作れます。ただし、私の場合「顔」というよりは、「足」や「お尻」の乾燥に使います。かなり、乾燥によるかゆみが収まりますよ。

作り方は、肌に直接つけるものなので、塩素等が含まれている水道水でなく精製水にします。精製水は不純物が含まれてないので、日持ちしません。

  • スプレー内は良く洗浄してから原料を混ぜ合わせる
  • 使用前は、よく振ってからスプレーする
  • 冷蔵庫保存をし、1週間程度で使い切る

まとめ

ドラッグストアでも入手できるグリセリン。何となく怖いネーミングですが、実は身体にも肌にも良いのです。この、グリセリンスプレーを振りかけることで、あの嫌な静電気を抑えることが出来ます。
ただし、不快なパチパチはかなり防げますが完璧ではありません。なので、タイトルを「少しでも抑えるための」にさせて頂きました。

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