実験

ツナ缶(シーチキン)ランプ。難易度が高すぎ。そんな簡単じゃなかった。。。

警視庁警備部災害対策課のTwitterなどで拡散されてるツナ缶ランプ。
2時間くらい持つと言ってますが、実際どんなものか実験してみました。

ところが、炎を灯し続けるのは相当難儀。結論から言うと失敗に終わってしまった。
「やり方の問題だろう」と足蹴にされそうですが、恐らくみんながみんな簡単にできるものでもないような気がします。正直、結構イライラするので災害時や緊急時はやるべきではないような気さえしました。

ツナ缶(シーチキン)ランプとは?

ツナ缶(シーチキン)を使い、中に含まれている油を原料に火を灯すというものです。タコ糸やティッシュのこよりを芯にし、そこに油を浸すことでロウソクのように明かりを得れるのです。
冒頭の写真を一見すると成功事例のようですが、私の場合これは最初だけです。

用意したもの

・ツナ缶(シーチキン)
・ティシュペーパー
・ライター

のみです。

 

缶に糸やティッシュで作った芯を通すための穴をドリル、キリで開けると言われてますが、わざわざ用意するのも面倒なので、蓋を少し開けて隙間を作る方法でいきます。

実験パート1

まずは、ティッシュをちょこっとちぎり、細めのこよりを作成。長さは、缶の厚みの倍くらいです。


隙間に挿入し、油が先端の2mm手前くらいまで上がってくるのを待ちます。
しかし、これ結構時間がかかりイライラします。なので、缶を斜めにしてみたり、ゆすったり、芯を押し込んだりして強引に浸み込ませます。

そして、程よく浸みたところで点火。


素晴らしい!綺麗にともりました。

ところが、ストップウォッチで時間を計ろうとした矢先に消えてしまったのです。

実験パート2

今度は、こよりをちょっと太めに。

前回同様、油を染みこませ、いざ着火。

 


ナイス!これまた綺麗に灯りました。

 

ところが、約30秒でチーンです。

 

しかも、消える瞬間に出る煙とツナの臭いが融合しなんとも魚臭い。
匂いに釣られてお邪魔虫まで登場し、ますますイライラします。

実験パート3

今度は、より油を吸収できるようにと裾広がりのこよりを用意。


しっかり、油を染みこませ着火。

しかしこれまた、綺麗に灯ったのだが、程なくしてチーン、、、

ライターで芯の燃えカスに炎を近づけるもジリジリと線香花火の小さい版のような音がするばかりで全く着火せずです。

まとめ

結局、失敗です。アウトドア気取りは失格、とにかくイライラしました。

あとから、いろいろな方のサイトを見ると缶の下に溜まってるのは油以外にツナの水気だったりで、油としての純度が低いので芯を下まで押し込まないとか、消えても芯を炎であぶり続けるとか色々なレクチャーがありましたが、兎にも角にも誰でも簡単にできる技ではなさそうです。
結論として、話しの小ネタとしてはありかもしれませんが、災害時や緊急時に使うというのは、選択肢から外した方が良さそうです。